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『中村佑介展』を観た(2018/5/19)

私は中村佑介さんが大好きだ。

そんな中村佑介さんが池袋PARCOでイラストレーター業16年分の仕事を網羅した展覧会を開催した。

去年開催された15周年記念で大阪芸大の声掛けにより実現した展覧会の際に、もうこの規模の展覧会は5年はやらないだろう、と、仰っていた様な気がしたのですが、"大阪に関しては"という事だったんですね…展覧会告知を観た時には思わず「東京でもやるんかーい…」と呟いてしまいました…。

でも結局のところ何度でも観たい展覧会なのに大阪での開催だったが故一度しか観る事が出来なく少し心残りがあったので、この好機、有り難く頂きました。

そして"16周年の"という事で去年よりも作品数は増えているとの事。やっぱり私には行く以外の選択肢は無いのです。

去年大阪あべのハルカスで開催された『中村佑介展』の時に内容については大体の事は書いた気がするので割愛するとして。

やっぱり池袋PARCOはあべのハルカスよりも会場が狭い。しかし物量は多い。故に通路はやや窮屈。確かきららちゃんは大阪では前期後期で展示替えをした気がするけれど、今回は全て展示されていたっぽい。

そしてガンバ大阪公式グッズとして描き下ろした作品やチョコパイコラボの新作シンデレラ、手塚治虫先生に捧げたイラストやストリートファイターコラボ作品等の新作も最後の方に展示されていた。
イラスト内の情報量の多さ、細かさは年々増えて留まることを知らず、特に中村佑介さんが描くトリビュート的作品は顕著にそういう面が現れていて、敬愛の念たっぷりで観ていて楽しい。
あと過去作品と近々の作品を比べるとやっぱり線による肉感の表現できる幅が広がっていて凄い。

ただ、やっぱり会場の広さの都合でなのか、作品数は増えたけれど、武田砂鉄さんが執筆した各パート毎の解説が無くなっていたのが少しさびしかったかな。

会場内BGMは勿論アジカンが延々と流れていて、リライトが流れた時に「消して~!!」の所で来場者全員少しざわつき出したのは面白かった。同じ場所に集った、名前も知らない人達が、何の気なしに心の内が同じ言葉で充満するなんて、奇跡みたいな瞬間に立ち会えて私は幸せだった…。

中村佑介さんの今後のご活躍も心より期待しております。

会場:池袋パルコ本館M2F
期間:2018年4月20日~5月21日
入場料:一般800円/学生500円/小学生以下無料
※写真撮影可

 

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