SaveOurLife 記者会見に寄せて

5月7日、記者会見を行います。

それぞれのSaveOurLife 〜命と仕事を守ろう〜
「日本に住むあらゆる人々の暮らしと職を守り、継続的な支援を求める記者会見」

この会見を行うきっかけとなった
私たちの3つ目の署名活動 SaveOurLife は、
結果的に最初の署名の数を下回るものでした。
理由は様々あると思います。

専門性に欠ける点
最初の署名と混同されてしまう点
署名が乱立している点。

個人的に一番感じたのは、
網を広げたことにより、
”自分ごと”に思えないひとが多くいたということ。

国からの助成について話をしたり調べたりすることは、今普通ですよね。
それは政治の話で、でもただの日常会話で。
持ち込むとか持ち込まないとか以前に、政治というのは私たちの日常に密接に関係しています。

自分の生活圏にある、好きなライブハウスやCLUBのみならず、行きつけの飲み屋、
友だちが働くお店。当たり前にずっとあるものだと思っていた。そのなかで日々生活をしてきた。
今もまだ、かなりのひとが危機に気づけていないのかもしれない。

無くなってからでは遅い。
手遅れなこと、届かないこと。
幕切れは驚くほど早いです。

SaveOurLifeを始めるにあたり、メンバーの意見として、署名数が集まらないのではないかという心配がありました。その冷静なアドバイスを押し切る感じで、自分が中心で始めたこともあり、数でなくとも、何か次に繋げる手応えを掴みたく無我夢中で走りました。

不慣れなロビー活動や、他業種の方との交流のなかで、その方々に戸惑いを与えてしまったり、失礼があったと思います。

必死でした。

与党に持っていけば活動についていけないと言われ、
野党に持っていけば野党は実現性が低いと言われ、
特定の業種が入ると信頼を得られないとか、
もっとクレバーにやるべきだとか。 

向いてないんだろうなと思いながらも、
市民の私が向いてるとか向いてないとか、
なんで考えなければいけないのだろう、
なぜ気を使わなければいけないのだろうとも思いました。

可能性を模索することを否定されたら何も出来ない。

SaveOurLifeの活動の成果、例えば、

SaveTheCinema と共同で政府・与野党連絡協議会へ要望書と署名を提出したのはすごく意味があることだと思っていて、
それぞれが声を上げた先の連帯。
これだと思うんです。
それぞれが考え、行動する。それをサポートし、連帯する。
闇雲に一丸となろうなんてフレーズはいらないし、誰に託すか、ではなくて、自分で動くかどうか。

それぞれが声を上げた先の連帯。
声なき声や、声を上げられないひとの分まで。その集いが明日の記者会見になります。

この活動を進めるにあたり、新型コロナウイルス感染拡大の中で、署名活動や声明の発表など、各分野で多くの方たちが声をあげているのを目にしました。
終息の見通しが立たない中で、労働者や事業者だけでなく、あらゆる立場の人たちが苦しんでいることをあらためて知りました。
今回の記者会見は、SaveOurLifeの活動のひとつの集大成として、出来るだけ沢山の、様々な声を集め、それぞれの窮状を訴えます。

それは恐らく、ひとつの同じ方向を向くものではないかもしれません。
それで良くて、それが良いと思います。

あらゆる業種や立場の垣根を越えるこの記者会見が、国を動かすための歴史的な一日になることを願い開催致します。


最後に、多種多様な人々が集う会見をご覧頂く前にお願いがあります。

新型コロナウイルスの感染拡大、この問題はすべての人に降りかかっている問題で、収束の見通しが立っていません。
自分のことで精一杯なのは仕方がないし、それを責めてはいけません。
ただ、関わりのないひとを貶めるような行為はやめましょう。
色々な生き方があります。

そして、善意の否定をしたくないのですが、StayHomeも、おうち時間も、外に出なければいけない人にとっては、後ろめたい気持ちになります。
それは、優しい雰囲気で現れて、少しづつ真綿で誰かの首を締めていきます。

それぞれの暮らしに配慮を。

配信、長丁場になりますが、時間の許す限りご覧頂けたら幸いです。

市民のひとり スガナミユウ

【それぞれのSaveOurLife 〜命と仕事を守ろう〜】

「日本に住むあらゆる人々の暮らしと職を守り、継続的な支援を求める記者会見」

日時 : 5月7日 11:45開始 16:00終了予定

主催 : SaveOurSpace
http://save-our-space.org/

配信 : DOMMUNE
https://www.dommune.com

[登壇者 ※リモートでの参加を含む]

スガナミユウ (ライブハウス・クラブ LIVE HAUS/SaveOurSpace)
篠田ミル (音楽家/SaveOurSpace)
北條誠人 (映画館 ユーロスペース/SAVE the CINEMA)
中津留章仁 (劇団TRASHMASTERS主宰/劇作家)
鈴木将 (カルチャー・オブ・エイジア
スペース事業部 部長/clubasia店長)
西形公一 (池袋ロマンス通り商店会 副会長)
會田洋平(飲み屋 えるえふる)
飲食店店主 (匿名参加)
出ッ古直美(Strawberry jams 株式会社代表取締役社長)
K.E.I. (美容室 OOO YY)
平田麻莉 (フリーランス協会)
ありさ22, 東さゆり(笑えるナースコミュニティ𝐅𝐮𝐧𝐧𝐲)
Nakayama Yoshiko(非常勤講師)
寺田 (保育士)
佐伯秀行(障害児通所支援事業 まーぶる株式会社)
甲賀 香織 (一般社団法人日本水商売協会)
ホストクラブ関係者 (匿名参加)
げいまきまき (セックスワーカーの労働と健康を応援する団体 SWASH)
妃 咲姫 (LGBTセックスワーカー)
太賀 麻郎(プロジェクトSEXワーク相談役)

春日空 (入管問題についてのさまざまな活動を行う個人有志の集まり #FREEUSHIKU )
奥田知志(ひとりにしない支援 NPO抱樸/牧師)

安藤裕 衆議院議員 (自民党)
逢坂誠二 衆議院議員 (立憲民主党)
小池晃 参議院議員 (共産党)
福島みずほ 参議院議員 (社民党)
※順不同

司会 Nozomi Nobody (音楽家/SaveOurSpace)

登壇は入れ替え制、会場内はソーシャル・ディスタンスを保ち行います。

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