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『住まい』と『暮らし』について考えてみた。次はどこで暮らそうか。

突然ですがあなたは今、どこに暮らしていますか?

今住んでいる場所は、自分で選んで暮らしている場所ですか?

僕が今住んでいる場所は『北海道・弟子屈(テシカガ)町。』

国立公園に囲まれた、自然ゆたかな街だ。

そんなこんなで、今回は『住まい』についてちょっと考えてみる。

自分の『住まい』って、人生と密着しているもの、人生から切っても切り離せないものだと思うんです。

暮らすことは、生きること。

そんなことを言う人もいる。

そこで今回は、『住まい』について、自分の考えをエッセイ風にして、つらつらと書いてみようと思う。

鳥のさえずりを聞きながら、美味しいコーヒーを淹れながら、優雅にnoteを書いてみる。ふっと、肩の力を抜いて、朝一番で書いた、人生はじめての『エッセイ』です。

よかったらぜひ、読んでみて欲しい。

『住まい』の定義って?

拠点を持たずにアドレスホッパーをしている人もいれば、多拠点生活をしている人など、『住まい』1つとっても多様化した現代。

その中で思うのは、「住まい」の定義ってなんだろう、ということ。

何をもって、どんな基準を満たせば、「住まい」といえるのだろう。

もちろん、正解はないし、答えは人それぞれだが、良かったらぜひあなたも考えてみて欲しい。

そのなかで、「あぁ、なるほど!」と思ってしまう素敵な記事を拝見したので共有する。

旅のサブスク『HafH』創業者である大瀬良さんのnote。

「自分自身の住まいの定義」を持っておくといい、という話。

そのなかで、

とある多拠点居住者は「同じ服を洗濯して2回目のローテーションが始まったら」その場所を住まいと感じるそうで、同時多発的に「住まい」を感じる土地があると言っていた。
とあるフランス人は「ワイングラスを買おうと思った場所」と答えた。土産にするにしたって抵抗のあるガラス製品を自分のために買い、その地で買ったワインを自分のグラスで飲みたいと思った場所、そこが「住まい」だと。

大瀬良良さんのnoteより引用

なるほど、と思った。

住まいの定義を日数や時間など、定数的に表さずに、独特の表現で定義しているところに、「美しさ」や「面白さ」を感じた。

では、自分自身の『住まい』の定義はなんだろう。

ちょっと考えてみよう。

自分のなかの『住まい』の定義とは

これまでに自分は、出身の愛知県はもちろん、東京都、千葉県、そして富山県に住んだことがある。そして今、北海道は弟子屈町に住んでいる。

千葉県いすみ市でも生活したことがあるが、僕のなかではそれは『住んだ』ではなく『暮らした』という認識だ。

自分のなかでは、『暮らす』と『住む』を以下のように定義づけている。

『暮らす』:その場所で洗濯をしたり、自炊をしたりしたことがある

『住む』:行きつけのお店ができて、いつかまた自分がまた帰りたい、といった感情が湧き出てくる

これが自分の定義だ。ちょっと抽象的で分かりづらいと思う。

『住む』についてもう少し深ぼると、その場所で関係値を築くこと、つまり、たくさんの地域の人との繋がりやそこで暮らしている人とつながる。
そのなかで、

その地域を旅立つときに、

『ああ、またいつか帰ってきたいな』と、まるで自分のマイホーム、自分のコミュニティのようになる。

そして出発するときにちょっぴり寂しく切なく、エモーショナルな気持ちが湧き出てくる。

そういったときに、自分はその地域に『住んでいた』のだと実感する。

一方、自分のなかで『暮らす』はかなり基準値が低い。

旅先で、ゲストハウスに何日か滞在していると洗濯をしたり、自炊をしたりすることもあるだろう。その時点で、『暮らしている』のは間違いない。

ただ、それだけで個人的にその地域に『住んでいるか』と言われたらそれは違うな、と。

自分が将来『暮らしたい』街

何度も言うように、自分は今、北海道の道東・弟子屈町に住んでいる。

住んで3ヶ月ほど経つが、自然豊かでとてもいい街だ。北海道の他の地域に比べても、移住者が多いのが、住みやすいという何よりの証拠だろう。

人も温かいし、面白い取り組みやチャレンジをしている人もたくさんいる。もう少ししたら、弟子屈町には星野リゾートが展開され、全国的に一気に有名な街になるはずだ。

それでも、

「ずっと暮らしたいか?」

と言われたら答えはNOだ。

「なぜ?」と言われたら答えは1つではないからこそ難しい。

ただ1つ言えるのは、もっともっといろんな地域に『住んでみたい」という気持ちが強い。

それは国内に関わらず、海外も、だ。

今ぱっと思いつくだけでも、瀬戸内海の島々、沖縄、あとは東北や九州なんかも住んでみたい。そして、海外でいくと、タイのバンコクや台湾なんかも住んでみたい。

約3年半ほど前に訪れたインドも、2週間しか滞在しなかったが、将来住んでみたいと思うほどには気に入った。

今は仕事柄、北海道の弟子屈町に住んでいるが、長くはいないだろう、というのが本音だ。
(最低でも、あと半年、1年は住もうと考えている。)

今の時代、ノマドワーカーや多拠点生活をサポートするサービスはたくさんある。

HafHLACAddressBackpackers Homeなどなど、思いつくだけでもざっとある。

家や拠点を持たずに旅するアドレスホッパーや、場所を問わずどこでも働くノマドワーカーなど、本当に増えたなあと感じる。

かくいう自分は、ノマドワーカーに憧れる一方で、どこか定期的に帰ってこれる拠点が欲しいとも思っている。

そして、それは北海道ではないな、と。

だからこそ、もっともっと色々な地域に『住んで』みて、自分に本当に合っている場所はどこなのかを探していきたい。

そして、その場所が簡単に見つかってしまっては面白くない、とも感じている。

世界およそ197カ国、街の数でいったら数えられないほど無数にある。

もっともっと旅をして、自分にあった居場所を見つけていきたい。

これを読んでいるあなたもぜひ、『暮らし』の定義や自分のお気に入りの街を教えて欲しい。

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