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対人関係の悩みを解消したい②

記事が長くなったので分割。前編はこちら。

さて、相手を理解したところでどうしていくのが良いか。

STEP2 相手との交流を見直す

相手を理解したところで、どのようにコミュニケーションをとれば良いか。
ここでは二つの方法を提示する。

①自分の感情をコントロールする
コントロールすることで、相手の言動に対して冷静に応対できるようになる。

心の状態を客観的に観察し、「心がざわついているな」「緊張しているな」と言語化(ラベリング)することで、心の反応から抜け出し、相手の言動に集中できるのだ。詳細は以下の本を参照されたい。(私もトレーニング中である)


②相補交流を意識する
エゴグラムというものを聞いたことがあるだろうか。
人は大きく分別すると3種類の自我状態(親の自我状態、大人の自我状態、子供の自我状態)を持っているとされ、性格分析に用いられる。
詳しくはウェブで検索すると多くの情報がヒットするだろう。

自分と相手で自我状態が異なるコミュニケーションをとると、トラブルの元になる。
以下ウェブサイトに例が書いてあるので、一度参照するとイメージわくかもしれない。
相補的交流が良い例で、交叉的交流が悪い例である。

要は、相手がどのような回答を求めているかを理解またはイメージして、期待値に合った回答を提示することが大事である。
これも相手がどういう自我状態にいるかを理解していないと対処が難しいと思うので、よく相手を観察するのが良いと思う。

以上、二つの方法について述べた。
相手が歩み寄らない姿勢でも、少なくともこちらは歩み寄る姿勢で臨まなくてはいけない。
ただし、歩み寄った結果、相手がどういう反応をするかは、こちらからコントロールすることはできない。
「馬を水辺に連れていけても、のますことはできない」のである。

STEP3 相手との関係性を見直す

STEP2で抜本的な解決に至らない場合、相手との関係性を見直す必要がある。

相手にどうして欲しいか、自分の意思を伝えるのだ。この時、「〜して欲しい」とストレートに言うと相手も反発してしまうかもしれないので、具体的な場面をあげて「私はXXと思う」などと、自分を主語にしたメッセージが効果的だ。
(アイメッセージという。詳細は以下を参照されたい)


それでも相手に改善が見られない場合、相手との関係性をどうしたいか決めて行動する必要が出てくる。

スパッと距離を置いた方が良い場合もあるがしれない。
・相手からのメッセージをブロックする
・部署移動を相談する、転職する
・別居する

STEP3は言うは易しだが、行うは難しかもしれない。相手と対峙することは想像するだけでとてつもないエネルギーや勇気を要するだろう。

次回は、そんな行動するために必要な勇気を養うためにはどうしていけば良いか、まとめていきたい。

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