①Mission、Valueの浸透とそれによってできたカルチャーの尊さ

【なぜユーザベースに入ったのか】

入社する前日ぎりぎりまで少しの時間ドイツでゆっくりと過ごしました。(入社日の朝、日本に到着という荒業でした。。。)その間は自問自答で、入社してからは色々な人からなぜユーザベースに入ったのかと何度も聞かれました。その答えは心の中には明確にはありましたが、うまく言語化できておらず、感覚的なものが大いに含まれていましたが、この3ヵ月はこの事を言語化していくプロセスだったような気がします。

大きくまとめると5つあります。

①Mission,Valueの浸透とそれによってできたカルチャーの尊さ
②カルチャーを常にUpdateしていく人格者集団
③答えのない路を歩くという挑戦
④ただただあるべき姿を求め生きるピュアな人達
⑤弱さを乗り越えた先にある強さを支える意思

この5つの先にユーザベースがグローバルに価値を提供する会社になる/したいと思ったからこの一歩を飛び出せたのだと思います。


①Mission,Valueの浸透とそれによってできたカルチャーの尊さ

ユーザベースはMissionの共感度やValueの浸透度が高い会社だとは世の中にでている情報から、また面接であった人達からひしひしと感じていましたが、ただそれがどういうものなのか自分の体験をしたことがあるわけではないのでよくわかりませんでした。


しかし入社早々、そのことを実感する日々が待っていました。色々なミーティングの場で7つのルール(https://www.uzabase.com/company/seven-rules/)の言葉が使われている、様々な意思決定の場、それが大きな意思決定であろうが、小さなプロセス改善であろうが、皆が7つのルールにのっとって変化を作っていたのです。これは本当に驚きの連続でした。オンボーディングのプロセスを改善しようって議論しても、今どうで変えたくないみたいな発想がほとんどない、どうやったらUBらしいかっていう前提でゼロベースで考えるし、こういう風に人事プロセスができていることによりカルチャーが維持されているのだと徐々に感じていきました。


7つのルールの一つ目に自由主義で行こうっていうのがありますが、入社前に連絡が来て「西野さん名刺に載せるタイトル何にしますか?」って連絡が来たのもびっくりしました。UBはジョブグレードはあれど、ジョブタイトル、いわゆる部長、マネージャーみたいなものはなくて(社内でそういう名称は一切聞かない)、ビジネス上名刺に載せるタイトルは自分で決められるんです。自分で決められるかどうかも、チームや事業によるのかもしれないですが、カルチャーチームはそうなっています。そこさえ自由なんです、チーム毎に決めていける。会社がつけるジョブタイトルって本質的ではなくて、自分は何しているのってことが大事なのだと思います。だから僕自身もメンバーが名刺になんて書いてるかよく知らないですw。


多くのチームがタイトル公開もしています。タイトル公開って何かって自分のジョブグレードが公開されていて給与もわかるんです。公開することがルールなのではなくて、そういうことも自分たちで考えるんですね、だからチーム毎に違ったりする。会社がこうしなさいってのは極力少なく。透明性とかフェアネスってとても大事で、それが事業成長につながる、よいチーム運営につながるならそうすればいいんです。だからってハレーションが起きるわけではないんです(起きた歴史はあったかもしれないが)。かといって隣に人がなんのタイトルだって気にするわけではないんです、むしろ誰も気にしてない。


7つのルールの最後が異能は才能なんですが、個々の副文にオープンコミュニケーションっていうのがあります。これは社内で一番聞く言葉で、毎日聞く位聞きます。そもそもValueの副文の言葉を毎日聞くってのがすごい。それ自体が何かっていうのは副文を読めばなんとなくわかるんですが、とにかく実践が難しい。でも誰もそこから逃げずに挑戦するんです。それでオープンコミュニケーションってなんだ?ってきちんと考えているんです。その為のセッションもやるし、でもそこで誰かが答えを出すわけではなくてみんなで考えて、議論して、理解を深めて、ってこういうプロセスに時間を割くことをいとわない、むしろこういうことが事業成長のドライバーになってきたってことを心底理解して向き合ってるんです。


そもそも僕は人事をやるのですが、人事部はカルチャーチームって呼ぶのです。カルチャーを作るのは、カルチャーつまりValueを体現できる人、Missionに共感できる人を採用するのが最も大切だからなのです。


この7つのルールの浸透によって作られたカルチャーのもと一人一人が自らの意思を持ち自走しているというのがすごいなと。入社前に会社訪問をする機会をもらってチームメンバー一人一人と話す機会をもらったのですが、もれなく全員に「西野さんは入社したら何がしたいですか?」と聞かれました(決して挑戦的な質問ではなく、純粋に)。面談10人目位の人には「聞かれすぎて、もう説明がすらすら出てくるようになってましたよw」って言われたりしました。。こんなことを聞かれるとは思っていなかったのでかなりびっくりしましたし、その裏側には自分たちにも何がやりたいという意思があり、それが僕が入社することによりやりたい事とどう重なるのかを議論するきっかけでもあったのだと思います。


これはMissionの共感度という基準と同じ話で「経済情報で世界を変える」というMissionに対して共感できるかという側面だけではなく、自分の人生のMissionとかWillみたいなものと、ユーザベースが目指しているものが重なっている部分があるかどうか、つまりユーザベースというプラットフォームの上で自己実現ができるのかどうかという事が大事なんですね。僕の場合だと「グローバルビジネスリーダー」でユーザベースは世界で勝ちたい、世界を目指すっていうのは一致しているので、共に働けるという事です。


わかりやすい例を書きましたが、これって「ローマは一日にして成らず」で創業時から色々な歴史を乗り越えて、議論してできてきたもので、そこに努力を惜しまなかった結果だと思うのです。だからとても尊いなと。そしてそういう会社に出会えたことはすごくラッキーだったなと思います。

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