母乳育児と平均値

先日、娘の2週間検診に行ってきました。

妻が退院して、1週間手探りの中、娘の育児に奮闘しつつ、妻のお母さんがきてくれたり、妹さんがきてくれたりして、いろんなアドバイスをもらいながら、なんとか過ごすことができました。

妻は検診自体、あまり受けたくないような気配でしたが、子供のことも心配だし、母体のことも心配だったので、産婦人科の予定通り、検診へ。


スタッフさんは快く出迎えてくれて、小児科の先生に見てもらうことになりました。


で、検診の結果は・・・


「母乳がうまく飲めてないようで、体重が不足しています」


とのこと。

僕は一体なんのことかよくわからなかったので、具体的に目標値がどれくらいで、なぜ足らないのか?どんな原因が考えられるのか?など、という話をあれこれ聞きました。

すると、1日30gは最低増えてないといけないのに、2週間検診では約100gくらい足らない、ということ


確かに、この1週間、せっかく飲んだ母乳を全て吐く、みたいなことがあって、かなりアワアワしていたんですが、それでも妹さん、お母さんの意見もあって、そーいうものだ、という感じで受け取っていました。

ネットでも調べても新生児は吐き戻しはよくある、とのことで、体重さえ増えていれば問題ない、という話が多くありました。


で、結果、新生児は母乳を飲むのが下手で、吐きやすく、母乳がうまく消化できていない、とのことでした。


ここからスタッフさんの方から猛烈にアドバイスをもらうことに。


このままだと、発育に問題が出るから、母乳は左右5分にして、ミルクを追加していきましょう。

下手すると脳にも影響が出るかもしれないから、まず今週1週間頑張ろう!


みたいな感じで、色々言われました。


僕も、妻も「極力母乳育児でやりたいなぁ」という気持ちがあったのですが、

「発育に問題が出るとか、脳に影響が出る」という話を聞くと、危機感を感じるわけですが、実際、自宅に帰って、あれこれネットで調べてみると、衝撃的なことを知ります。


そもそも母乳育児と人工栄養育児は成長の度合いが異なる。

そして、体重増加が多少緩くても、脳に影響はない。



WHO、ユニセフ、日本母乳哺育学会、この辺りが乳幼児身体発育曲線を提示してくれているようなんですが、(以下は近いPDF資料)

母乳育児の子には母乳育児専用の発育曲線を

こっちの方がわかりやすくまとめてくれてますかね。
母乳育児の成長曲線を比較してみた(厚労省、WHO、日本母乳哺育学会)


混合栄養育児(母乳と粉ミルク)と母乳育児では、体重増加に違いがある、ようです。


小児科、産婦人科のスタッフは、平均値から下回るからまずいわ!!

みたいなすごく危機感を覚えたような言い回しで、粉ミルクをまずは追加しましょう!とアドバイス(?)をしてきたんですが、こんな情報を知ってしまうと、「そもそも適切に評価してるのか?」なんて気になってしまいます。


僕は娘が何時に、オムツを替え、母乳を飲み、睡眠をしているのか?を逐一メモ書きでチェックをしています。
体重だけはいつも計り忘れるんですが、それでも2,3日に1回計測くらいの感じでした。


体重だけがちょっとガサツな計測をしていたんですが:苦笑

それでも、出生児2425gが2週間検診では、2780g。

つまり、15日で2780-2425=355gの増加。1日30g〜50g増える必要がある、という平均的な(混合栄養児の場合)増え方からすれば、


355g/15日=23.67g

なので、確かにわずかに少ない。


で、問題は「これが致命的なのか、どうなのか?」です。

知識がない僕にはいまいちよくわからず、ネット上の情報を色々漁ったりして、母乳育児と混合栄養児の成長の伸び方が違うという情報にたどり着き今に至る、という状況です。


確かにたくさん飲んで欲しいし、体重増加自体が下回るのは僕も不安事項です。しかし、だいたい、一概に体重だけで評価をするなんて、かなり雑な判断なような気がしています。


睡眠の長さ(娘は新生児なのに3時間は寝る)、実際にミルクを飲む量、体の大きさ、どういう感じで母乳を飲ませているのか?などという細かいパラメーターを考慮しないと、2週間で娘が問題なく成長しているかどうか?なんて判断できないんじゃないか?

と素人なりに思うのです。

そういう問診も一切なく、ただ内診と体重だけで、

「体重足らんわ」

というのはどうなのか。
(という、僕もその瞬間、あんまり頭が働かず&知識もなかったので、そこに至るのは家に帰ってからだったんですが)


一応、僕はエンジニアをやってましたけど、たった1つのパラメータで何かの評価をする、なんてバカな話はありません。

いろんな情報を総合的にみた結果、これが原因ではなかろうか、というところで、確認作業に入るものです。システムが複雑ならなおさらです。


なに、小児科の先生って、内診と体重増加だけで新生児のあれこれがわかるほど相当すごいの?


それならいいんですが(いや、それでもよくないか)、きっと違うはずです。


小児科の先生、アドバイスをしてもらったスタッフさんはきっと良い人たちなんだろうけど、物事の判断にしては、すごく雑な印象と知識の幅の狭さを感じ、疑ってしまいました。


きっと「平均体重からズレがあるから、問題なく対応するためには、粉ミルクを飲ます方がてっとり早いし楽」という判断から、今回の顛末になっているんだと思うんですが・・・。


それにしたって「雑」でしょう。



しかも、拒否してたビタミンK2シロップをうっかり飲まされて(2口くらい)奥さんが指摘しなかったら、がっつりやられてたでしょうし。


大丈夫だろうか・・・。



さて、そんなわけで、今日は今朝から、産婦人科以外に適切な相談者はいないか?とのことで、ネットで見つけた地域の育児相談室なる所に電話相談をしました。


出たのは、ちょっと高齢のおばさんだったのですが、親身に色々聞いてもらいました。

印象だったのが、はじめの一言。


「母乳育児で、この時期の子は体重増加は遅いからねぇ」


僕はこの一言で、話がわかりそうな相談者かもしれない、と思いました:笑

実際、色々聞いてみると、確かに産婦人科の意見も一理あるけど、別案も提示してもらいました。


「母乳を上げつつ、搾乳したものを間に挟んであげるのも良いですよ。ママは大変かもしれませんが。母乳は新生児にとって全身を使うから、とても疲れるからねぇ。」


これは僕も相談する前に、考えたことです。

何も粉ミルクをチョイスしなくても母乳の出はいいんだから、母乳を哺乳瓶に入れる選択肢もあるんじゃないか。


もともとその辺りも質問しようと準備していたのですが、先にアドバイスとしてもらえたのがかなり嬉しかったです。

他にもいろんなアドバイスをもらい、現時点の状況は把握できました。



という感じで、体重増加は確かに平均からすると少なめですが、

常に平均値で判断できるほど、人間は簡単にできてないだろう、と思うのです。どっかの記事で、「体重増加ほど、個人差がでる」なんてことも書いてありましたし。。。



とはいえ、今回の一件で、僕自身の知識不足は否めなかったわけで、早速、こんな書籍を買ってみました。

最強母乳外来

これは、昨日産婦人科に行って翻弄されてあれこれ情報収集して出てきたサイトを書籍化したもののようです。

ちなみにサイトはこちら(完全母乳外来)です。


今回も僕の知識不足で、適切な判断ができなかったのはすごく実感しました。最近の悩みは専門職の判断が適切かどうかの判断ができないことです。


「その提案は本当に最善なのか?」


専門家であっても、人間なんだから、提案がベストじゃないことはよくあることです。むしろそこをわかった上で、こんな方法もあるし、こんな方法もあるし、と提示してくれた上で、相談に乗ってくれる専門家が優秀な人なんだろうな、とよく思います、


まぁ知識不足で、「複数の選択肢を提案してくれるような産婦人科を選べなかった」僕らにも非はあるでしょうが。


しかし、どうして専門職の人は発想が柔軟じゃない人が多いんだろう。

特に僕が関わる医療関係者は「自分が絶対だ」的な印象がすごく強い。



この前、書籍で読んだんですが、「医療は比較的帰納法的だ」なんてことが書かれていました。


帰納法的なら、なおさら、柔軟じゃないと対応できないじゃない?


「自分ができるできる限りのことを信念持ってやろう」という気持ちは伝わってきますが、それは「柔軟性」があるから良いことだと思うんですよねぇ。


下手に動いたら強制感出ますし。

医療関係者全てがそういう人ばかりじゃないでしょうけど、もうちょっと柔軟な人増えて欲しい。

むしろ、柔軟な発想ができない人は専門家にならないで欲しい。(柔軟な発想ができないから専門家なのかもしれないですが)


うーん、どう考えたら良いのだろう。


医者も請負外注の人として考えれば良いのだろうか。


そうだったら、「娘の成長を手助けするチーム」としてみたときに、

僕、妻が主要スタッフで、周囲の家族や手助けしてくれる友人知人がたまに手伝ってくれるスタッフで、医者は請負なら、発想はシンプルだ。

医療も資本主義で動いているし、こっちも資本主義で動くか。


だったら、話は早くて、ルールをこっちから提示すれば、良さそう。


そういう現実はちょっと悲しいですが。



あぁ資本主義嫌い。

請負外注に翻弄されないように、僕も知識をつけなければ。

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ナイトウユースケ

フリーランスで、WEB向けの映像・アニメやWEBディレクション絡みの仕事をしています。 マーケティングから請負まで幅広くやりますが、マーケティングに関わる場合は、完全成果報酬でしか動きません。 1児の父になりました。noteでは、プライベートから仕事まで気ままに更新していきます。

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