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再出航の日

2022年8月15日


終戦日であり、平和と新たな冒険への希望、挑戦のような象徴的な日でもあるこの日。
ありったけの平和と笑顔の連鎖への願いを詰め込んで、新しい航海へ。
SuiJoh路地裏本店工房を再オープンいたしました。

7月下旬からの店舗改装を経て、路地裏本店工房は一歩前へ。

SuiJohの名前とロゴに使われてもいる水の上を漂う船。
10年間の航海を得てSuiJohの次のステップに向けての旅立ちがコンセプトです。

ーーリノベーションコンセプトーー

~~あなたの日常に彩りを~~

彩り豊かなテーラーが仕立てる商品、カンボジアの伝統的なクロマーを使った商品をメインでSuiJohのシンボルである船の上に載せ、お客様のもとに届けられます。
今までの歴史がつまった商品棚に使われていた木の板を再利用し、作られたオールによって、10年の歴史を経て次のステージにむけSuiJohが漕ぎ出すのを表しています。

このオールは2015年からSuiJohのお店のディスプレイの要として、トートバッグを起き、シャツを吊るす支えとして、歴史を共に刻んで切れた板です。

天井にはクロマーを


天井に波上に釣られたクロマーはその船が進んでいく波を表しています。進むスピードが早くなると、大きく波打つのに合わせて船の方向に向けて天井のクロマーは大きく揺れていくようになっております。
これから先もきっと大小様々な波が襲いかかってくることだと思います。でも、それを乗り越えて邁進していく、その意志と覚悟をこめて。

主役はテーラー


その船を見守るように、また支えるように後ろにSuiJohの主役であるテーラーの作業スペースがあり、SuiJohの商品をつくる彼らの視線には、常にSuiJohの主役である船があり、もっともっとお客様に届いていくように願ってます。
個々のテーラーと作業スペースにスポットライトをあてて、また彼らの働きがお客様から特別なものに見えるように、作業スペースの天井高は低くなっており、視線を奥に向かわせるとともに、お客様スペースとの空間をわけております。
その間にはテイラーとお客様を繋ぐ役割のカウンターを設置。

お客様は買うだけでなく、テーラーたちの前で仕事を見ながら、オーダーメイドの相談ができるようになっております。オーダーメイドの商品は1つ1つ丁寧に作られ、テーラーたちによって縫い合わされお客様のもとに届きます。
お客様が座る椅子は1つの単糸が縫われていき、布になっていくプロセスを表すように糸がクロマーになるプロセスを表現しています。

そこで創られた彩り豊かなSuiJohの商品たち。
全体のデザインよりもあくまで商品自体が彩りを放つように、全体のトーンはすべてやわらかナチュラルウッドと同じカラーのペイントで可能な限り抑え、商品の特徴を際立たせます。
ここカンボジア(プノンペン)からSuiJohの新しく生まれ変わった店舗によって、多くのこだわりの商品が水の上を漂う笹舟のように、ぷかぷかと皆さんの元に届きますように。

スペシャルサンクス:
コンセプト・デザイン・総監督:Kazuya Kubota
リノベーション施工:Kenji Shimizu from DCA






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