dely堀江の頭のなか  「あるAさんの話」HORIE'S VOICE vol.1

クラシルという料理アプリを運営しております、社長の堀江です。delyの社内報、delyマガジンがリニューアルをし、社外の人でも読んでいただけるようになったみたいです。定期的にnoteも更新していきます。

僕の頭のなか、というコンセプトで「HORIE'S VOICE」というコーナーも始まったのでそれをこちらでも書かせていただきたいと思います。

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今回はある昔にdelyにいたAさんに関するお話です。

delyという会社は最近でこそやっと色々整って来ましたが、昔は本当にひどいものでした。今日お話するAさんはたしか2014年、僕がTwitterで人を募集した時に連絡してきてくれました。当時のdelyは社員は4人くらいで薄暗い、部屋の真ん中あたりにトイレがあるとんでもない環境で働いていました。(トイレの音がいつもオフィスに響き渡るかなりリスキーなやつです…。)

正直なところ当時のdelyは働ける人であれば誰でも良く、実は面接に来た時点でほぼ採用が決まっていましたが、一応面接だったので面接慣れしていない私が「Aさんの誰にも負けない強みはなんですか?」とありきたりな質問をしたところ、自信なさげに「毎日懸垂はしているので誰にも負けません・・・」と言っていたのを今でも覚えています。

入社後なぜかお弁当の配達をさせられたり、雑務の連続だったAさん。IT企業に入ったつもりが何がなんだか分からないことになっていました。雨の日でも風の日でもバイクで配達にみんなで行っていたことを鮮明に覚えています。押し付け合いじゃなくて、僕が行きます!!みたいないい奴が本当に多かったです。

しかし気づいたらIT業界を騒がせたdelyの初サービスは呆気なく6ヶ月ほどで撤退。
Aさんは途方にくれますが、配達以外の仕事を探し始めます。が、本当に何も出来ない。どんどん人がいなくなる中で、ある日Aさんも会社を辞めますと伝えて来ました。

当時は毎日のように人が辞めますと伝えて来ていたし、人が居なくなっていたのでやはり寂しい思いがいっぱいでしたが、会社にお金もなく、人が辞める際は少しほっとするような気持ちにもなります。

あー、Aさんの人生もこれでまともになるかなーなんて思っていました。

数ヶ月後Aさんは制作会社でエンジニアになったと噂を聞きましたが、あまり頻繁に連絡を取り合っていませんでした。そのあとCTOの大竹、福田やせいちゃんといった、いまでは古参のメンバーが入社しdelyの地獄の時代が始まります。

当時はとにかくお金を稼ぐのに必死でした。本当になんでもやりました。100円を稼ぐのは本当に難しい。僕が食べている牛丼は500円、でも僕はこの500円すら稼げないと本当に情けない気持ちで一杯の日々でした。

そして2016年の1月、僕が急に東急ハンズに行って来てフライパンやまな板を買い、部屋で初めての料理動画を撮り始めたわけですが、確かその3ヶ月後にAさんから連絡が来て、Aさんがオフィスに遊びに来ました。

確かdelyの4月22日の会社の誕生日のお祝いのためにケーキとシャンパンを持って来てくれたんだと記憶しています。あんな汚ったない部屋に全く似付かわしくないシャンパンでしたが、こうやって昔の仲間と飲めるのは嬉しいなと思い、Aさんがまた戻って来てくれないかなと思いながらその日は終えました。

そしてその次の日いつも通り僕と大竹がアパートで寒い中凍えながら働いていると、Aさんから電話があり、電話に出ると震えた声でまた一緒にdelyで働きたいと連絡をくれました。その時は本当に本当に嬉しかったです。こんなダメな会社の全ての現状を知ってまた戻って来て働きたい、そして僕みたいな人間にまた賭けてくれたことが嬉しかった。そこからdelyは快進撃を続け、Aさんはいろんな事件を起こし毎回部署異動になるわけですがそんなAさんがdelyを愛し続けてくれることが僕と大竹の心の支えであったりします。

で、そんなAさんですが今何やっているのって思う人、もう気づいている人もいると思いますがdelyで働いているブライアンです。そんな心優しく、ちょっと間抜けなブライアンが先月、dely社内初の社内婚をするということで、なんだか懐かしく、またまたこの会社をやっていて良かったなと思えるのでした。

delyで一緒に働きたいって方がいらっしゃいましたら、人事の責任者の新田のfacebookメッセンジャーを貼っておきますのでいつでもご連絡ください。


24時間対応に応えます、30分以内に連絡返さなかったら牛丼おごります、dely人事責任者新田のメッセンジャーにダイレクトでどうぞ!

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Yusuke Horie

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