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月刊ピカチュウ8月号

みなさん、こんばんは。おはようございます、こんにちは。チーム東横線のユウスケです。

今回はピカゼク特集ということで、ピカゼクというカードを見ていきたいと思います。
併せて、私がCL愛知、イーブイヒーローズ環境のシティリーグに参加したピカゼクデッキも紹介したいと思います。CL横浜が予定通り開催されていたら、数枚差し替えたデッキで参加していたと思います。
サンプルレシピとして活用いただけると幸いです。

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ピカゼクというカードについて

タッグボルト発売当時、私はポケモンカードゲームをしていませんでした。
ですが、行きつけの本屋の入り口側にカードコーナーがあり、そこには大きなピカゼクのPOPがありました。小学生の頃ポケモンカードで遊んでいて朧げな知識だけがあった私はテキストを読みこう思いました。

「え?最強じゃね?」

実際、ポケモンカードゲームを始めてから当時の話を周りに聞くと、ピカゼク使ってたという人が多かったです。

それどころかピカゼクでCL愛知優勝という成績があることを知り、ピカゼク凄い!となりました。
では、そんなピカゼクの技を絶対評価という視点で見てみましょう。


メインウェポンであるフルドライブ。

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雷エネルギー3枚で150打点という慎ましい数字。
この打点は、大概の2進化非エクポケモンまでなら倒せます。
しかしながら、デデンネGXを一撃で落とせる160点までのあと一歩が惜しい。

そこで私は、げんきのハチマキと併用して技を使うことが少なくないです。

デデンネGXを一撃で落とすだけでなく、「インテレオンVMAX」を弱点込みで一撃で倒したり「黒馬バドレックスVMAX」や「白馬バドレックスVMAX」、「レックウザVMAX」を2回で落とせるラインに達します。

そして、この技、ポケモン一体に雷エネルギー3枚つける効果が強い。
自分につけても良し、ベンチのポケモンを育てても良し。
複数のポケモンにエネルギーを分散することはできませんが、それでも強い。

ベンチの「パルスワンV」にエネルギーが一枚ついている状態で、ベンチのポケモンにエネルギー加速しておけば、ピカゼクが倒されても次のターン、「パルスワンV」への手貼りで160点のライトニングストームが実現でき、合計320点ダメージが実現します。

他にも、「ライチュウ&アローラライチュウGX」のタンデムショックでも320点計画を達成させたり、倒せずともマヒでテンポアドバンテージを取ることも可能です。
「ムゲンダイナVMAX」はHPが340もある化け物なので、マヒで相手の動きが止まることを願いましょう。

ピカゼク本体にエネルギーを付けて、次のターンタッグボルトGXを狙っても良いのですが、HPが240しかないピカゼクがバトル場にエネルギー6枚持って立っていては、格好の獲物です。正に鴨がネギ背負ってやってきた。

そのためよっぽどのことがない限り、絶対次のターン倒されない+絶対次のターンでゲームエンドor相手が立て直せない。という保証でもない限り止めておいた方がいいでしょう。

そんな私が愛用しているのが「タッグスイッチ」

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ベンチの「ライチュウ&アローラライチュウGX」か「ミュウツー&ミュウGX」にエネ加速をし、次ターンでタッグスイッチ+手貼りでタッグボルトGXを撃ってゲームエンドという奇襲が好きです。
タッグスイッチなんてカード記憶から抹消していたり知らなかったりする方が少なくないので、初対面の方とのゲームでは毎回驚かれます。

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そんなタッグボルトGX6エネルギーでベンチのポケモンに170点与えられるのはゲームエンドにもっていける強さがあります。

現環境で主に狙うは「デデンネGX」や「ジラーチGX」。他残りHPが170以下のGX,V,VMAXポケモン。

対黒馬なら、「マホイップV」もちょうどHP170なので落とせます。
ちなみにシティリーグでは本当にそれで勝った試合もありました。

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ゲームエンドにもっていけないとしても、一撃のヘルガーや連撃のオクタンなどのゲームメイクするポケモンを倒せば、テンポアドバンテージを取ることもできます。
(もちろん、次のターン6エネ付いている状態で倒されないよう注意しましょう。)

そんなピカゼクのポテンシャルを最大限引き出す戦術は、即起動と奇襲だと思っています。
即起動は後攻2ターン目でフルドライブを撃つ。
奇襲はタッグスイッチを駆使した、アタッカーチェンジやゲームエンドへの一撃。

それらを実現して戦うためのサンプルレシピは以下になります。


サンプルレシピ

ここでは、それぞれのカードの採用枚数を記載します。
実際のプレイの様子は併せて記載する動画でご確認いただけると幸いです。
また、このデッキはTier1かつ純粋にタイプ相性が悪いとされるれんげきウーラオスをかなり重く見た構築になります。
(説明においてカード名を省略していますが、ご容赦ください。)

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ピカチュウ&ゼクロムGX2枚
フルドライブを後2で確実に撃つため、サイド落ちをケアして2枚採用。

ライチュウ&アローラライチュウGX1枚
マヒさせて不利対面でもテンポアドバンテージを取る希望の光。
とは言え、サイドに落ちても何とか戦えるため1枚。不安があれば2枚採用でもいいですね。

ミュウツー&ミュウGX2枚
Tier1であるれんげきウーラオスに対抗するためにミュウミュウがメインウェポンとして戦うことも多いため2枚。
「フルドライブ」「タンデムショック」を状況に応じて使い分けられるのも強い。

パルスワンV3枚
後攻1ターン目で確実に「そうでん」を撃つため厚めに3枚。
これが決まってこそこのデッキの真価が発揮されます。

デデンネGX2枚
デッキを回転させる必要があるのと、ミュウツー&ミュウGXを中心に戦う際にGXポケモンをトラッシュする際に使います。
また、ビリリターンGXを撃つ機会がこのデッキにはあるので、それも忘れずに。

クロバットV1枚
デデンネGXの記述であったように、デッキを回転させたいがトラッシュに送りたくないカードが手札にある場合はこちらを使用。
デデンネと違って技を使う術がこのデッキにはないことは注意しましょう。

ワタシラガV1枚
主な用途として、デデンネGXやクイックボールでトラッシュしたボスの指令を再利用して勝つために採用。
特に、クイックボールのコストにボスの指令をトラッシュすることでゲームエンドプランの下地が整うので、ボスの指令を1枚トラッシュに送っておきたいです。

オドリドリGX1枚
このデッキのポケモンは総じてHPが低めのため、VMAXポケモンの1撃で倒れることも少なくありません。
このポケモンの特性とリセットスタンプを併用し、ハンドアドバンテージに大差をつけて、逆転の体制を整えます。

ミュウ1枚
れんげきウーラオス対策です。
あと、上述した320点計画でも届かないムゲンダイナVMAXにトドメを刺す技として使う…かもしれない。という可能性も忘れずに。

クイックボール4枚
このデッキは全てたねポケモンなので、結果的に全てのポケモンをサーチできる万能札となります。
戦況によってサーチするカードは変わりますが、後攻1ターン目で場を整えるため必要があります。そのため、サーチする優先順位は以下の通り。

①パルスワンV(後攻1ターン目に必ずそうでんを使わなければならないため)
②ピカゼクorミュウミュウ(パルスワンVのそうでん先を確保するため)
③ピカゼクorライライ(ミュウミュウをメインで戦う場合、技マシン確保のため)
④デデンネGXやクロバットV、ミュウなど体制を磐石にするカード。

プレシャスボール2枚
主な用途はパルスワンのそうでん先の確実な確保。
初手が悪い際はデデンネGXで手札いれかえのため。

タッグコール2枚
このカードは2点の大きな役割があります。
「パルスワンV」のそうでん先の確実な確保。
「グズマ&ハラ」のサーチ
・「頂への雪道」に弱いため「混沌のうねり」の確保。
・「スピード雷エネルギー」でエネと手札の確保
・パルスワンVでスタートできなかった場合、「ふうせん」をサーチしてパルスワンVがバトル場に出られるようにする。(このデッキはピカゼク以外は逃げエネが2以下なので)

ポケモンいれかえ3枚
枠の都合上3枚ですが、「ふうせん」と合わせて入れ替え札が5枚となっています。
「あなぬけのひも」を不採用なのは、こちらがダメージを与えつつマヒにさせることも多いため、ダメージを負いつつ1ターン止まった相手バトル場のポケモンをベンチへ下げる必要がないためです。

リセットスタンプ3枚
このデッキ最大の魅力です。
このデッキは、「パルスワンV」とタッグチームポケモンで戦うため、基本的に取られるサイドの数の順番が2枚→3枚です。
そのため、残りサイド数1枚を押し付けることができます。
その際に、『リセスタタンデムショック』という魔法の言葉を唱えましょう。
相手の動きが一気に止まります。
このデッキの採用ポケモンのHPが総じて低いですが、それを逆手に取った動きが、このデッキの強さです。
本当は4枚入れたいけど、枠の都合上3枚。

ふうせん2枚
ピカゼク以外は「ふうせん」を付けたら逃げられます。
ミュウミュウ、ライライにそれぞれ付けることで、タンデムショックを毎ターンつかうことができます。
(そこでタッグスイッチからのタッグボルトGXを決めたら気持ちが良いです。)

げんきのはちまき1枚
ピカゼクに付けて、フルドライブでバトル場に呼び出した「デデンネGX」や「ジラーチGX」を倒せます。
ライライにつけたら、「マホイップV」を倒せます。
痒い所に手が届く、素敵な1枚です。
「グズマ&ハラ」でサーチできるところも素敵なところ。

隠密フード1枚
れんげきウーラオスを重く見ているため、「ミュウ」がクイックシューターで落とされないようにするための守りの一枚。
そうでなくとも、ミュウミュウが「ミミッキュ」の特性を受けないようにすることもできます。
また、「ブラッキーVMAX」の特性を受けないようにすることでも重宝しています。

タッグスイッチ2枚
このデッキの奇襲性を象徴づけるカード。
このカードの存在を忘れていたり知らない方もおられるので、使うと驚かれます。
このカードをケアしていないため、6エネついたタッグボルトGXを決められるので、まさに奇襲です。
本当に大事なカードなので、再度落ちをケアして2枚。
それどころか2枚共使うゲームも多々あります。

ツールスクラッパー1枚
現状、ポケモンのどうぐを4枚採用しているため、「ツールジャマー」をつける余裕がないため、こちらを採用。
また、ベンチポケモンの「おおきなおまもり」、「タフネスマント」を剥がして、タッグボルトGXでのゲームエンドに持って行きやすくさせます。

博士の研究3枚
より多くカードを引けるドローサポート。
しかし、このデッキはトラッシュに送ってはいけないカードばかりです。
使い方次第では後々のゲームプランが崩壊するため、マリィを優先してつかいます。

ボスの指令3枚
「ワタシラガV」の特性で拾うために序盤に1枚トラッシュに送ります。
ただ、山札には2枚残しておきたいため、3枚採用。

マリィ2枚
前述では「博士の研究」でカードをあまりトラッシュに送りたくない旨を記載しました。
そのため、「マリィ」優先するべき場面も多い中で2枚採用。
理由は、「リセットスタンプ」を使ったあとに「マリィ」を使い辛いからです。
プレイングの仕方次第では「マリィ」と「博士の研究」の枚数を調整しても良いですが、私はこれがしっくりきています。

グズマ&ハラ2枚
このデッキのエンジンといっても過言ではないほどの1枚。
このカードと「パルスワンV」に繋がるカードがあれば、スタートがピカゼクでない+「ツールジャマー」が相手バトルポケモンに付けられていない限り、そうでんが決まります。
主なサーチ対象は「タッグコール」の項目で。
このカード自体が「タッグコール」でサーチできるため2枚採用。

混沌のうねり2枚
「頂への雪道」、「無人発電所」に非常に弱いデッキのため、2枚採用。
相手がそれらを使わない場合は、相手のやりたいことをできなくするカードとして機能します。

スピード雷エネルギー4枚
「グズマ&ハラ」でサーチできる上に、手札回復ができる強いカード。
2枚カードを引く効果、序盤の盤面作り、巻き返しのための体制整えなど幅広く使えます。

基本雷エネルギー9枚
ピカゼクのフルドライブでちゃんとエネルギー加速するための9枚。
「クイックボール」などで山札を最初に見るときは、サイドに何枚落ちているか必ず確認してください。
まだ序盤なのにフルドライブを使ったのに思ったようにエネルギー加速できない。って事態もザラにあります。


実際のデッキの動き

YouTubeチャンネル「おのでぃのおもちゃ箱」にてゲームの様子が公開されています。
デッキレシピは各対戦ごとに微妙に異なっています。(今回のレシピは2つ目の動画になります)
そちらを実際に観ていただく方が早いかなと思います。


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留意点としては、必ず後攻を取りましょう!
後攻に確実に「パルスワンV」のそうでんを撃てるように全力を尽くしてください。
幸いにも、現環境で後攻をお相手が選ぶことはほぼないです。

万が一、先行を取らされたら、相手の盤面を見ながら、ピカゼクかミュウミュウ、どちらが弱点を突かれないか見極めて場の展開をしましょう。
その上で先行2ターン目で「パルスワンV」がそうでんを撃ち、先行3ターン目で合計5枚のエネルギーが場に分散されている状態でフルドライブやタンデムショックで戦いましょう。
最後は「タッグスイッチ」でエネルギーを一体に集めてGX技を撃てるので、エネルギー分散を躊躇なく行いましょう。


実績としては、愛知CLを5-3で勝ち越しました。
向かい風環境なので、内心(1勝できたら嬉しいな)と思って臨んでいました。
とはいえ、ここまで来たのに完走まで届かなかったのが悔しかったですね。
JCSは出場していませんが、その直前のシティリーグでは黒馬相手に勝つこともできています。
シティリーグの結果とマッチアップ詳細は上記動画をご参照ください。

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現環境においてのTier1デッキ相手の立ち回りについて

こちらも「おのでぃのおもちゃ箱」にて解説動画を公開しました!おのでぃありがとう!
先ほどから繰り返し言っている、れんげきウーラオスデッキに対する立ち回りを中心に解説しているので、ご覧いただけたら幸いです。




最後になりましたが、高評価とチャンネル登録の程、よろしくお願いします。


今月のおすすめピカチュウグッズ

ポケモンセンターのピカチュウ関連商品をオススメを独断と偏見で紹介します。
毎月のように発売されて嬉しいですね。

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チームメンバー執筆の記事を紹介します。
どれも読み応えがあるので是非一読の程、よろしくお願いします。


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