物事はなんだって時間がかかる。1年で覚えることを1ヶ月で覚えようとすれば、1年分に圧縮された圧が1ヶ月の中に押し込まれることになる。

今日は会社の中で人事異動があった。ガミガミ怒られた上司や話したこともない上司が一言ずつ前に出て挨拶をした。
ボクは基本的に仕事が嫌いだ。効率も悪いし人間関係も良好ではない。そんな人たちに囲まれていても、なんだろうな。こういう瞬間にはなにか特別なオーラが用意されているとしか思えない。少し寂しくなる。

別れがあるということは出会いが待っているということだ。もうすぐ、というかもう目の前までに新人が待ち構えている。もう自分が上に立つ順番が回ってきたということだ。

これから新人と言われる人たちはきっと、たくさんのことを経験していくだろう。苦いことも甘いことも含めて。だからボクは苦いことを苦いままにさせない人になろうと思う。

人生の中で仕事は8割ぐらいを占めるイベントだとボクは思う。だから仕事を嫌になってほしくない。

小さい子供がピーマンを苦いままで大人になるように。新人が30歳ぐらいになり、人を従えるような場面に直面する。その時に苦い仕事を与えるのか、ほろ苦い仕事、はたまた甘っずっぱい仕事を振り分けられるのか。そのためにも今ボクができる最善でありベストを与えたいと強く思った。

人は生き物だ。動物だ。生きている。不純だ。完璧ではない。迷う。進むものだ。諦める。決断する。だから助け合う。分かち合う。全てを知れるほど賢くはない。だけど、相手を理解しようとする賢い生き物だ。

これから先ボクもいろんな人とサヨナラしてこんにちはをする。そのための第一歩。

それだけ。