ゴキブリ 嫌いな理由

どうも、カッパです。

 私はゴキブリがかなり嫌いである。カッパも人間と同じくらいゴキブリが嫌いなものだ。中には平気な者もいるのだが、明らかに少数派だ。そして私はゴキブリがかなり嫌いだ。1センチくらいの小さな奴をみただけで飛び上がるほどである。 

 なぜこんなに嫌いなのか、、、。この理由には諸説あるのだが、、、、。

  ●まず①つ目に私たちの祖先がかつてゴキブリに捕食されていたという記憶が遺伝子的に組み込まれているからというもの。

 ●②つ目に、親が子供の前でゴキブリを必要以上にリアクションするために、いつしか子供も同じように怖がりだすというもの。

調べてみると大きくこの2つが出てくるのだが、私はそのどちらでもないんじゃいかと思った。ここで私なりの説を唱えておこうと思う。こんな説はカッパ界でも提唱しているものはいない。まあ、どうか気軽に聞いて欲しい。

 結論からいうと、「ここ汚いな出るんじゃないか、出るでしょ、ぎゃーーーーっ」て感じである。つまり、心霊動画をみている時の、いつ出る、ここで出るのか?振り返った時?その後に前を向き直した時?いやココ〜〜〜!!??っというビックリ感が相まって超嫌いという行動を取ってしまうのである。ここでいう超嫌いな行動というのは、殺す、逃げる、叫ぶなどである。そしてこの行動こそ私たちがゴキブリをさらに嫌いになっていく原因になっているのではないだろうか。なぜなら、行動と脳はリンクしているからだ。よく聞く話だと、辛い気持ちの時にも無理やり笑顔を作るだけで脳は今楽しいのだと勘違いするというものがある。つまり行動で脳が騙されるというこの仮説が正しければ、私たちはゴキブリを殺す度に嫌いになっていくのだ。それならば「子供の頃は平気だったのに今はもう無理なんだよねー」 という1度は聞いたことがあるであろうセリフにも説明がつく。

 ただ、この説明だけだと、出る出る出た!!ぎゃー!となるってことは、出る前から嫌っていることが前提になってくると思う。これが好きなものであれば、「出た!!やったー!」となると思うからだ。 

 ここで思い出して欲しいのだが、あなたは何才頃からゴキブリが嫌いだろうか。私の周りの者に聞いてみたのだが、平均して小学2年だった。おそらくだいたいが、小学2年くらいからきっと世の中のルールみたいなものがわかってくるのだと思う。そして泥棒がいけないということも。そうである。家に不法侵入しているゴキブリ、ゴミとはいえ家の生ゴミを盗んでいるゴキブリ、家に住みながら家賃を払わないゴキブリ、このような様々な理由が重なって徐々にゴキブリに嫌悪感を抱いていくのだ。そしてゴキブリが出る場所も分かるようになってくる。

 こうなってしまうと、「出るんじゃない?ここ出そうじゃない?出た!!ぎゃーーー!」バシっ!! そう殺してしまう。そして脳が騙されていく。殺す程に、逃げたり叫んだりする程に嫌いになっていくのである。私はここに、この説を唱えておく。そして実験のために今後ゴキブリを見るたびに笑顔を作ってみようと思う。この説が正しければ2、3年もすればゴキブリを見るたび楽しい気分になって好きになるに違いない。