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ショート動画の"今"

※本記事は2023年2月22日に行われた人数限定のイベント「ウラカタLT」に登壇させて頂いた際のレポート記事です。

イベントのその他の登壇内容は、主催のTHECOO西村さんが下記にまとめていますのでぜひご覧ください。

5分間前後だけお話する機会でしたので、以下のようなアジェンダで簡潔にお話させて頂きました!

自己紹介

改めて私の自己紹介を。

スターミュージック・エンタテインメント取締役COO
1989年生まれ、埼玉県出身。19歳からのDJ活動を経て、株式会社スターミュージック・エンタテインメントの創業期にジョイン。現在は音楽・ショート動画・クリエイターエコノミーを軸に事業を手掛ける。総フォロワー数3億人超の国内最大級MCN「Star Creation」を運営。

○出版
・ショート動画戦国時代「タテ型」「短尺」スマホ動画がビジネスを変える!(2022年12月|双葉社)

○主な登壇歴
・TikTok For Business Year-End Eevent 2020(主催:TikTok for Business) ・Music Ally Japan デジタルサミット 2022(主催:Music Ally Japan)
・Influencer’s Award 2022 審査員(主催:株式会社MCLOUD)
・FMPJ NEW YEAR CONFERENCE 2023(主催:一般社団法人 日本音楽制作者連盟)

○主な講師歴
・日本工学院八王子専門学校ミュージックカレッジ:特別講師
・バンタンクリエイターアカデミー東京校:ゲスト講師
・音楽マーケティングブートキャンプ:講師

ショート動画白書を解説

まず初めに2022年1月6日に公開した、ショート動画白書Vol.1について解説させて頂きました。(時間の関係で一部を解説)

15〜49歳男女1,120人を対象に、ショート動画の主要プラットフォームであるTikTok、YouTube Shorts、Instagram Reels、LINE VOOMを取り上げ、それらのユーザー属性や使用シーン、イメージの違いなどの調査を2022年09月〜2022年11月に実施し、その内容をまとめました。

ここではいくつか抜粋してご紹介させて頂きます。

ショート動画の視聴時間の伸びが顕著に。過半数以上が1年前と比べてショート動画の視聴が増えたと回答。テレビの視聴時間は減少率が最大で、テレビ離れが進んでいることが予測される。
10分以上の動画は約半数の人が長いと感じる時代に。
学生よりも主婦・主夫などの在宅時間の長い層が長尺コンテンツを敬遠する傾向。
ユーザーの4割以上が「気軽」や「暇つぶし」をきっかけにショート動画を視聴していると回答。スキマ時間に何かしたいというユーザーのニーズと、短尺の動画がマッチしていると考えられる。
プラットフォームごとにコンテンツの特色が出始めていることが分かる。
YouTubeやInstagramは元々強みのあったコンテンツが、そのままショート動画のコンテンツに特色として反映された結果に。TikTokは流行動画のイメージが強い印象。

ショート動画白書は以下から無料でダウンロードできます!
今の日本国内におけるショート動画の傾向や特色がフラットにまとめられているので、是非コンテンツ制作やビジネスの参考にしてみてください。

最近のショート動画トピックとこれから🗺

お時間も限られていましたので、直近のショート動画にまつわるトピックを簡単にまとめてシェアさせて頂きました。

  • YouTubeショートの収益化スタート

    • 再生される国によっての違いや、まだスタートしたばかりな為、今後の動向に注目

  • TikTok Pulseが2022年6月に米国でスタート

  • TikTokで動画再生数に応じてクリエイターが収益化できる広告メニューがテストスタート

  • GYAO!のサービス終了→ZHDは動画事業のリソースをLINE VOOMに集中

    • PayPayやYahoo!関連サービスとの連携も?

  • ググる→タグる→Tikる(Tokる?)時代に

    • Z世代は旅行先や飲食店をTikTokなどショート動画で検索し足を運ぶようになっており、今後もこの流れが加速していくと予想

最後に

2023年早々、YouTubeショートの収益化を筆頭にショート動画界隈の大きなトピックが盛り沢山です。僕が昨年12月に出版した書籍タイトルにもある通り「ショート動画戦国時代」が本格的に幕を開けて動き出しています。

これからのSNSフォーマットのベースになると共に、ビジネスには欠かせない存在となる「ショート動画」。皆さんも引き続きショート動画の動向をチェックすると共に、是非トライしてみてください!

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