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写真機

部屋の整理から出てきた「忘れられた箱」を開ける。
個々の物は覚えているのに、これらを纏めた理由を思い出せない。
曖昧な記憶と現実の風景が反応する事で新鮮な印象に変わっていく。
それは写真を眺めた時の反応と似ている。
イメージと記憶の相互作用によって写真の見え方がその都度変わっていく。
箱の蓋を開ければイメージが作られる。
箱は写真機のようである。

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