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コーチとしての目標

学生コーチ時代の目標は、

当時どのチームも達成したことのなかった

「公立高校県制覇」 これが僕の目標でした。

・誰も見たことがない世界を見るために、仲間と一緒に努力すること。
・学生のうちに自分のやると決めたことに打ち込み、成功体験をして自分に自信をもつこと。

これももちろん素晴らしい経験です。今でも変わらずそう思います。

ただ上に書いた目標はアメフトにおける良い結果があってこその目標でした。

しかし、社会人になってからのコーチ生活を通じて、目標に対する考え方に変化がありました。

おそらくこれは僕の心のどこかで、学生から社会人となり、精神的にも支えられる立場から、支える立場に変わったことが大きな理由だと思います。

・人として成長してもらうこと。

・好きなことに没頭して、自分の意見を伝えられる人になってもらうこと。

・人から愛されて、頼られる人になってもらうこと。

これが今僕が考えているコーチとしての目標です。

正直に言います。

いくらアメフトが上手くても、プロアメフト選手にならない限り将来なんの役にも立ちません。

やっぱりその選手がこれから大人になって生きてく上で役に立つ経験をしてほしいのです。

なんとなく部活動といえば立派な社会人になるための機会と言われることは多々ありますが、今僕が関わっている生徒は高校生です。

次のステップには大学があります。

大学といえば自分のために使える時間が高校に比べると遥かに多いと思います。

その時間を自分の好きなことに取り組み、自主的に行動していくことが出来れば、その人は楽しさに溢れる人生を送れると思います。

個々の好きなことはバラバラですが、

アメフトというスポーツをはじめて、何個もあるポジジョンの中から1つを選んで、そのポジジョンの中の一つの動きやスキルを身につける。

これも好きなこと・得意なことに取り組み極めていく過程のひとつだと思います。

チームの中で自分の役割を確立して、責任を持って取り組むこと。
仲間と苦楽を共にしながら、さらけ出し、時にはぶつかり合いながらも互いを信頼していくこと。

アメフトに限らずスポーツには机上では学べない、人生においてかけがえのないものを教えてくれる力があると思っています。

それをコーチとして、これから無限の選択肢がある高校生に伝えることが出来たら、そしてその選手達が幸せな人生を掴めたらどれだけ嬉しいことか。

日々そんなことを考えながら高校生と触れ合っています。

(by しーすさん)

世の中がインターネットなどのテクノロジーの進化により、全ての物事がどんどん便利で"楽"になってきています。

やりたくないような事はロボットが全部やってくれて、やりたいことだけをやる時代がすぐそこまで来ています。

そうすると人々には余暇が増え、好きなことをして、そこからまた新たなビジネスがどんどん世の中には生み出されるでしょう。

そんな時代が来た時、
自分の好きなことに没頭して突き進む力がどれだけ役に立つか、安易に想像できるかと思います。

・自分の好きなことを周りと共有して、自律的に物事に取り組める。

・常に目を輝かせて、周りから信頼を集める人。

例え、ロボットが今あるたくさんの仕事を踏襲していっても、そのような人は必ず生き抜いていけるとも信じております。

まずは僕自身も人に言うからには好きなことをやり続けようと心に決めながら生きております。

人は簡単には変われません。

"考え方"は何年もの月日を経て、自分中に染み付いているものなので占める割合はとても大きいと思います。

"大"きく"変"わることは"大変"です。

そして僕には人の考え方を変えることは出来ません。
変わるのは絶対自分ですから。

僕にできるのは、考え方の選択肢を示し、変わろうとしている人の背中に手を添えるぐらいのことです。

それでもその人の人生がより良いものになるのであれば、できる限りのことはしていきたいと強く思っております。


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