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修了考査の合格とこれから

すっかり春になり、桜が綺麗でした。ちーがです。

さて、4月5日といえば、公認会計士の修了考査の合格発表でした。
結果はタイトルにある通り、合格でした。やったね。
最後に自分の勉強方法と、来年度以降の修了考査受験生に向けてのアドバイスを書きました。見てね。

以前書いた記事にある通り、公認会計士になるには、大きく3ステップ。
1.公認会計士試験合格
①一次試験(短答式試験) →済
②二次試験(論文式試験) →済
2.業務経験期間が3年(2年から変わる) →済
3.実務補習の修了 →済!!!!!!!!!!!

最後の大きなステップが完了しました。
2019年11月に論文式試験に合格して2020年に監査法人に就職してから苦節4年の道のりでした。本当は昨年に修了考査に合格している予定だったんですけどね…

さて、これで開業登録をすれば名実ともに公認会計士を名乗れるわけですが、これから何をするのか。その話をしたいと思います。

会計士の主な進路は
1,監査法人で監査(これが一番多い?)
2,税理士登録をして税理士として会計事務所や税理士法人で働く、独立
3,組織内会計士として一般企業で内部監査や経理をする
4,上場準備(IPO)の会社でアドバイザリーとか
5,コンサル会社に就職
その他諸々…

今僕は1番の監査法人で監査、の状態ですが、結構な人が修了考査合格後、しばらくしてから2番以降の道に進みます。それは監査が嫌になる人が多いせいだと思います。僕も監査のそもそもの意義に対して懐疑的ですし、そうなるのかな…と思いつつも、パブリック(公的機関)での監査を経験したことで監査のまた別の視点を得られたためまだ続けてもいいのかな、と思ってもいます。
何より監査法人に所属している人たちと話が合うので居心地がいい、とも思っています。
結論、しばらくは監査法人で監査をし続けようと思っています。
その間でいろいろ経験して今考えつかない人生を見つけられたらいいな、と思っています。

自分が何をしたいのか、何をしながら生きていくのか。
今まだ悩んでいる最中です。

最後に
修了考査の合格までに何をしたか、ですが
2週間前に大原の答練を 監査2回分、会計、経営、税務、1回分
試験の前日に倫理1回分 を解いた、です。
え?と思う人もいるかもしれないですが、本当にこれだけです。
試験休暇は11月18日から約1か月とっていたんですが、ほとんど遊んでいました。
おかげで成績はこんな感じで

総合Bだけど…

税務と倫理がギリギリになりました。でも監査と経営がA、会計がBだったので何とかなっています。
経営は論文の時から指標の計算やCAPMの計算などすごい得意だった(数学の知識で結構いけた)ことや、今回会計と監査がすごく実務寄りだったのもありこのような評価になっているんだと思います。
合格率が今回対受験者では76.2%と過去1番であることを鑑みると実務をしっかり行っていた人はちゃんと合格しているみたいです。逆に、組織内会計士などで監査実務にあまり携わっていない人はきつかった試験だと思います。でも会計士の独占業務である監査ができない人は会計士になるべきではないと思うので、当然の結果だと思います。

今年修了考査を受験する人や、論文式試験に合格して数年後に修了考査を受験する人にアドバイスするとしたら下の2点です。

1,日々の業務で監査基準、会計基準を原文まで読みに行くこと
2,税務は法人税の計算を毎日解いて体に染み込ませること

2番を本当は僕もやろうと思っていたのですが、めんどくさがり屋で、直前にやっただけになってしまいました。これでも合格できたのは論文式試験の時にかなり税務を頑張っていたので、その貯金がまだ少しあったおかげです。あの時の自分ありがとう。
1番がやっぱり大切だと実感する試験の内容だったのもありますが、本来あるべきはやはりこれなんだと思います。日々業務で監査基準や会計基準の専門家として原文を読み、趣旨を理解しておくことが会計士に求められていますし、修了考査でもそこが試されるべきです。

修了考査を受験する皆さん、ぜひ1回で終わらせて会計士として活躍できることを祈っています。

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