TOBIDASU NAKAMi. ~KURO~

画像1 ///使用資材…ダンボール、黒スプレー、黒絵の具、割りばし、はさみ、トースター、トイレットペーパーの芯、プラスチックの入れ物、麻紐、バニラのお香 ///のりなどの接着剤を使わず、黒絵の具で接着し、ダンボールは絵本を見開いたかのようにした。ポケモン、ナマコブシの特性「とびだすなかみ」のオマージュ。日本人がよく、「見て見ぬふり」をするものが「とび出してきた」、という風刺的な作品。 ///「暗いところでは何も見えないが、明るくすることで、全体像が見えてくる」
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画像3 トイレットペーパーの芯。本来の役目を終えると捨てられてしまう。が、この様に花の作品として生まれ変わる。しかしそれは色鮮やかのものではなく、黒く染まり、陽の目に当たらなければ、認識もされない花として。
画像4 プラスチックの容器。スーパーの揚げ物を入れるときによく用いられる容器。役目を終えると捨てられてしまうか、いつか容器として使うから、という理由で、棚の奥で眠る。なので彼らをトースターで温め、光を反射するかけらとして生まれ変わらせた。黒色に染まる中で、彼らだけが唯一輝きを放つ。
画像5 わりばし。役目を終えると捨てられるどころか、つがいを失い、一本になった時点で捨てられる。わりばしを一本落とした。そんな瞬間を描写した。その黒絵の具はまるで涙か血しぶきか。
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画像11 麻紐。他の紐に比べ使いづらく、あまりは切り落とされる。切り落とされた彼らはヘドロと同じ道を行き、ここへたどり着いた。

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