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【スト筋】第一投第一回【左列グループ】

お前そういうやつだったのか

「先輩、俺、あいつに磁力を感じるんです。本当にこれは磁力としか言いようがない」

 堺が、ふと不思議なことを言う。やつの視線の先には可憐な女子がひとり。

「それって恋とかそういうヤツか?」

「まさか。あれ、ああ見えて男ですよ。俺ストレートですもん」

「えっ」

「えっ」

 いやまあ、それはいいんだ。……いいのか?

「あれ、余計なこと言いました?」

「……まあいいんだよ。それで、磁力を感じてどうなんだ」

「近くにいると俺、なんか変になるんですよね。鼓動が早くなるし、視界が妙に明るくなるし、息苦しさとか感じるんです」

 それって完全に恋愛的な意味で矢印向いてるんじゃ、と言いかけて、俺は口をつぐんだ。

「計器類がおかしくなったのかな……」

 堺が頭を取り外し、分解を始めたからだ。

 接合部だった頚部から機械部品が明らかになる。

「お、お前」

「あれ、もしかして先輩……。俺がそうだって知りませんでした?」

「だって、お前、えっ」

「もう、そんな取り乱さなくてもいいじゃないですか」

 堺が首を接合させ、ため息をつく。そして、言いづらそうに溜めてから、頭を下げた。

「俺、ストレートなんです。だから先輩、ごめんなさい。気持ちには気付いてたんすけど」

「そっちじゃねえよ!」

1.一度にサイコロ九個全てを振って、目を得る。
2.出た目を無作為に三個ずつ並べる。
3.グループ分けした三個のサイコロからストーリーを作る。
というルールの下、物語を作っていきます。

今回の解釈。上から
・恋の矢印、方向性
・困惑とすれ違い
・磁力
でした。

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服部ユタカ@文フリ東京11/24

統合失調症持ちの30歳。人生三度目の引きこもりを脱して就職。小説を書いています。神奈川在住。ふざけたnote量産機にもなったりするので、笑ってやってください。

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