印税生活は現実か幻か

こんにちは、note読者のみなさま。平田豊ことゆたかさんです。今回は初めての有料記事となります。元々、noteを始めたのは有料記事の提供をやってみたかったからなのです。今回は完全にオープンな場所では少し話しづらい、本の印税収入に関する話題を中心にお話をさせていただきます。

はじめに

本記事で扱うのは紙媒体である書籍がメインです。オンデマンド(POD)や電子書籍についても少し触れます。
筆者は1997年から執筆活動をしています。かれこれ22年前のことです。出版不況と言われて久しいですが、今と昔で出版業界もどのような変動があったのか、筆者も昔を思い出しながら話を進めていきたいと思います。

なぜ本を書くのか

筆者がはじめてコンピュータ(パソコン)に触れたのは高校1年のときでしたので、今から30年近く前のことです。当時はまだインターネットという通信インフラはなく、雑誌や書籍といった紙媒体が唯一の情報源でした。
当時、義務教育ではプログラミングの授業は存在しませんが、たまたま担当の先生(数学)が校内で唯一コンピュータが得意な方で、課外授業としてパソコンを使ったプログラミング(BASIC)の実習がありました。
プログラミングを学ぶには書店で雑誌や本を買って読むしかありませんでした。だから、雑誌や本にある情報は大変貴重であり、記事を書いている方々は、筆者から見れば神々でした。雑誌や本には本当に助けられたのです。
いつか、自分もスキルを上げて、雑誌に記事を書いたり、本を書いてみたいと強く思うようになりました。

そんな折、きっかけが学生時代にありました。当時のプログラミング雑誌は読者投稿による寄稿を受け付けていました。実際に紙面には読者投稿プログラムが掲載されているのが一般的でした。通常、雑誌や書籍のライターは出版社とコネがないと仕事が取れませんが、読者投稿で紙面掲載されたら、どんなに素晴らしいことだろうと考えていました。
そして、運がよかったのか、「Computer fan SPECIAL」というI/O別冊(工学社)に筆者の投稿プログラムと記事が掲載されたのです。記事はたったの3ページでしたが、とても嬉しかったのを覚えています。確か、謝礼として図書券3000円分をいただいた記憶があります。なお、当時は自宅に通信環境がなかったので、フロッピーディスクにプログラムと記事を入れて、出版社に郵送しました。

このことがきっかけで、月刊I/OやI/O別冊への寄稿を出版社から依頼されるようになりました。

2001年、ついに時が来ます。「そろそろ本を書いてみないか?」と言われたのです。もちろん、筆者は喜んで依頼を承諾することになります。ついに夢を実現する時が来たからです。この時、筆者は25歳で、ITエンジニアとしてペーペーだったので、今から考えたら実に恐れ多いことだったと思います。

初めての著書

人生初の著書は「正規表現入門」という本でした。この時、雑誌の記事執筆は何度か経験済みでしたが、長文を執筆するのはもちろん初めてのことです。原稿は300ページ(A5判)を依頼されていましたが、初めての執筆もあり、テーマが正規表現と堅いこともあり、なかなか原稿が進みませんでした。
結局、予定した分量にならなかったのですが、編集の技で256ページの本に仕上げてくれました。編集の技というのは文字を大きめする、行間を広げる、分厚い紙を使うなどのことです。当時は2001年ですから、いまから18年前で、ADSLによるインターネット常時接続時代が始まった頃です。

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