今日は幕張メッセで開催されているスポーツビジネス産業展に行ってきました。講演と展示会も面白かったのですが、その後の飲み会が最高でした。

特別講演

印象に残った話題を三つほど。

一つ目は、Jリーグの村井チェアマンがお話しされていた福島の新スタジアム構想。
芝生のピッチをワイヤーで巻き上げて屋根にして、その下をアリーナとして利用できるもの。サッカーのピッチは4,000トンあるものの、1万トンを持ち上げられる造船技術を使うそうです。芝生の維持管理の難しさと稼働率の低さを同時に解決する妙案ですね。
とはいえ、ピッチ昇降の仕組みだけで40億円の投資。早速Twitterでも反応をいただき、地元では賛否両論あるようですが、個人的にはぜひ実現してほしいと思います。

二つ目は、シスコシステムズの方が紹介していたMLBのアトランタ・ブレーブスの事例。
「野球チームの運営会社」から「デベロッパー／デジタルマーケティング会社」になることを掲げ、スタジアムを中心とした街づくりと、ICTを駆使した体験価値の向上に取り組んでいます。
地域にどのような付加価値を提供できるか、そしてスポーツイベント以外でどのようにしてお金を稼ぐか。スポーツクラブのあり方を考える上で重要なポイントですね。

三つ目は、富士通の体操採点支援システム。
3DレーザーセンサーとAIで骨格の動きを検出して、高さや関節の角度などをデータ化。公平な採点、選手の技術向上に繋がります。体操に限らず、すっきりしない結末を迎えてしまうこともある採点競技なので、とても楽しみです。日本の美しい体操が得点にも反映されやすくなるかもしれませんね。
また、富士通としてのビジネス面では、膨大な運動データが蓄積されるので、ゲームのCG作成などでマネタイズすることを見据えているとのことです。技術開発、スポーツ界への貢献、マスメディアへの露出がうまく設計されていますね。

展示会

イベントとしてはこちらがメインのようでしたが、あまり時間が無くてじっくり見られず。8Kを体験してきました。大画面で音響の効果もあって大迫力でしたが、家庭に普及するかというとどうなんでしょう。

飲み会

展示会参加者が集まる飲み会をたまたまTwitterで見つけて、飛び入り参加してみました。スポーツに熱い想いを持った（いい意味で）変態が集まった素敵な会でした。書きたいことがたくさんあるのですが、また後日まとめます。

最高でした。皆さん、ありがとうございました！

終わりに

何をするにしても、というよりも、スポーツ界は特に、人と人の繋がりで物事が動いていく世界だと改めて実感しました。9月にスイスに行くまでの間、いろいろな人とお話ししたいので、何か機会がありましたらお声がけいただけると嬉しいです。フットワークは軽めです。

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