見出し画像

F1 Austria GPの感想

Live on DAZNでした。それにしても凄いレースでした。レッドブルの地元オーストリアでマックス・フェルスタッペンが見事優勝を飾りました。

予選ではフロントローの2位スタートだったにもかかわらず、スタート時にストール寸前の失敗で出遅れて7番手までポジションを下げてレース開始。

後はハイライトの通り

今シーズンはほとんど抜きつ抜かれつのバトルがほとんどなかったのですが、今回は最後の最後まで見応えのあるレースでした。

そしてポディウムセレモニーの一コマで感慨深い場面を拝見しました。

優勝したレッドブルチームはエンジンメーカーのホンダのエンジニアを代表して田辺氏がセレモニーに参加しました。このレッドブルチームの計らいはホンダとの信頼関係の賜物と感じました。

写真中央のプレゼンターはゲルハルト・ベルガー氏で2位のルクレールにトロフィーを渡し、優勝したフェルスタッペンを祝福した後に、ホンダの田辺氏のもとへ、誰よりも熱い抱擁を交わしました。これについてはテレビ解説の小倉氏がわかりやすく説明してくれました。

田辺氏はマクラーレンホンダ時代のベルガー氏の担当エンジニアだったらしいです。これまた解説がナイスフォローだったのですが、今回のレッドブルの優勝でメルセデスの連勝が止まり、マクラーレンが打ち立てた11連勝の記録に並ばなかったとの事です。

それにしても今シーズンはメルセデスには到底かなわないと解説もメディアもレース関係者もコメントしてましたが、レースの内容がレッドブルとフェルスタッペンの強さと逞しさ、獲物を狙うようにどんどん追い越していく姿は今後のレース展開の楽しみが増えました。

最後にフェラーリのルクレールを追い抜く際に審議になりました。表彰式は暫定的な雰囲気もありましたが、F1のファンを魅了したレースでしたし4時間もの審議の結果、順位の変動や処分もないとの事でした。

これに関してフェラーリとルクレールのコメントが素晴らしかった。ルクレールはレース後にどのような裁定になっても従うと話し、裁定の結果が出た後のチームコメントが「フェラーリにとっては正しい裁定ではないと思うが、本日のレースはフェルスタッペンにブラボーと言いたい」気持ちの良いコメントでした。

フェルスタッペンとルクレール、共に21歳のドライバーがこれからもF1を大いに盛り上げてくれると思うので、とても楽しみです。

ホンダのエンジンがレース中どのチームよりパワフルになったように見えたのと、後のコメントで「モード11」を解放したとの事ですが、エンジンの耐久性に影響を及ぼすとか、次のレースのパワーを前借りしたとか?な事も多いのと、今回は三基目のエンジンだったら一基目の少し馬力の低いと言われるエンジンでもモード11なるものを使ってたら、もう少しそこそこ戦えてたんじゃないかと思いましたが、いろいろあるんでしょうね。

レッドブルの地元のオーストリアで、オランダから駆けつけたフェルスタッペンのサポーターの応援はサッカーを観ているようでした。秋の鈴鹿でのグランプリも盛り上がりそうでとても楽しみです。

オープンでフリーのノートとマガジンです。