Gil Scott-Heronの「New York Is Killing Me」のChris Cunninghamによるリミックス映像がちょっと前に公開されてた。

「New York Is Killing Me」はJamie XXのリミックスが有名だ。Jamie XXのは、編集の過剰さでゴリゴリ押してくる感じ。「あ、これはJamie XXだ」とあからさまにわかる音。それがよいところであり悪いところでもある。

Chris Cunninghamのは、最小限でありながら不気味さが際立つ。Gil Scott-Heron本人と車窓からの映像を雑にコラージュしただけのようでありながら、ホラー映画でも見ているような異様な空気感がある。鬼才にしか許されないとはこういうことか、という感じ。

どちらも2010年の作品。あの頃はまだGil Scott-Heronが生きていたころなんだなあ。しみじみ。