見出し画像

カセットレコーダーをテープエコーにする

という動画があったので、やってみた。

動画を見ればわかるけど、仕組みは超単純。カセットレコーダーは、いいものだと録音と再生のヘッドを別々に持っていて、録音しながら再生できる。その録音ヘッドから再生ヘッドへ至るわずかな時間差をディレイとして利用できる、というわけだ。

話の順序が前後するけど、なぜテープエコーとかディレイが欲しくなったかと言うと、↓の動画の11:40らへんの、わんわん、という感じの音がいい感じだったので真似してみたくなったけど、手元のスプリングリバーブだとディレイがかからなくてうまくわんわんしなかったから。

話は戻って、そんなわけでカセットレコーダーを探す。

消去、録音、再生の3つのヘッドがあるので「3ヘッド」と呼ばれるこのタイプのカセットレコーダーはしかし、見つけるのが意外と難しかった。手ごろなサイズのものが欲しいのに、「3ヘッド カセットレコーダー」で検索すると、ごついカセットデッキが出てきてしまう。高いしでかいので却下。一方、「ポータブルカセットレコーダー」で検索すると、2ヘッドか3ヘッドかという情報が載っていない。

そんなこんなでいろいろ探し回って、SONYのビジネスデンスケ(TC-5000)というカセットレコーダーにたどり着き、ジャンクをヤフオクで落とした。1000円。ちなみに、ビジネスじゃないデンスケもあって、はじめはそちら(TC‑D5M)を落とそうとしてたけど、入札した後で2ヘッドだと気付いた。危ないところだった...

ジャンクなのでテープを回す部分のベルトが外れていたり録音スイッチのレバーが外れていたりしたけど動くには動くのでこんな感じで無事にディレイがかかった。

前半15秒くらいは素の音、パッチケーブルをつなぎなおした後がカセットレコーダー越しの音。(注:なぜ基板むき出しになってるかと言うと、壊れてるので後ろの方にある録音モードのスイッチ?的なものを手で押さえてないと録音されないからです...。電子工作とか一切必要ないです)

ちなみに記録のために載せておくとパッチングはこんな感じ。カセットレコーダーからの戻りの部分は、フィルタで分岐している(バンドパスはまたカセットレコーダーに戻る、ローパスがスピーカーに行く)。適当なマルチプルをかますのが正しいような気はする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?