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自作シンセがちょっとわかる人のふりをするために覚えたICの型番

何事もかたちから入るのが大事、ということでなんか有名っぽいICの型番を覚えた。使い方はまったくわからないけど。

CEM3340

VCO用のIC。2hp VCOとかMalekko Mantherで使われてて知った。これはセカンドソース品ではなく、リイシュー版が出回っている。

入手しやすいのはセカンドソース品であるCoolaudio社のV3340で、秋月電子でも売ってる。気軽に買うにはちょっと高いけど(あと、SMDしかない)。

あの自作モジュラーシンセ系ユーチューバー(?)のLOOK MUM NO COMPUTERも「自作VCOの作り方」というビデオでこれを使っていて、なんていうかちゃんと1v/octになってるVCOって難しいんだなあと思った。

MN3005

ディレイ用のIC。BBDというやつ(BBDが何なのかについてはこの解説がわかりやすかった:https://umbrella-company.jp/contents/analog-delay/)。

MN3xxxは色々あるけど、

- MN3000シリーズ: BBD。動作電圧が-14~-16V
- MN3100シリーズ: クロック/ドライバ。MN3101がMN3000シリーズ用、MN3102がMN3200シリーズ用。
- MN3200シリーズ: BBD。動作電圧が+4~+9V

ということらしい(参考1参考2)。あと同じシリーズでの数字の違いは主にBBDの段数の違い。

これはオリジナルはもう生産されていなくて、Xviveのセカンドソース品かCoolaudioのセカンドソース品になる。XviveはMN3000シリーズ、CoolaudioはMN3200シリーズをつくっている。

どっちがいいかというと、MN3000シリーズの方が電圧が高いので音がいいらしいけど、電圧が低いMN3200シリーズの方が当然扱いやすい。これもCoolaudioの方は秋月電子とかで売ってる。

(ひとつよく分からないのは、MN3101がMN3000シリーズ用と言いつつ、MN3000シリーズのはずのXviveが提供しているのはMN3102である点。実はどっちでもいい...?)

PT2399

これもディレイ用のIC。こっちはデジタルディレイ。

これは有名かつお手頃なのでちょっとググるとディレイとかリバーブの回路がいろいろ見つかる。最近知ったのだと、BefacoのCrush DelayもPT2399を使っている。きれいなディレイというよりは、こういう感じで音をいじくるような用途に向いているらしい。


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