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第1回『#サッカー選手の土台を科学する』〜試合に出るまでのプロセスをマーケットインを軸に整理してみた。〜(1/3)


先日、スポナビさんで記事を書かせていただきました!

内容をかなりザックリまとめると、、、

「本気で上を目指す選手ほどスポーツ以外の分野(世界)からも学んでおいて、さまざまな考え方や視点を持っておいた方が、サッカー選手としての成長や活躍を加速させそうだよね!」というものです。

とはいえ、具体的にどうやってスポーツ以外の分野から学べばいいのかの実例がないとイメージしづらいと思うので、
これから自分が実際に行っている他分野の学びをサッカーに活かしている事例を投稿してみよう思います。


今回はサッカー人向けの基礎的な話。
(文章は大人向けだけど、内容は小中高生ぐらいの選手の方が参考になるかもです。)

マーケティングをピックアップして、「監督からの信頼を勝ち取り、試合に出るためのプロセスをマーケットインを軸に整理してみた!」という内容を書いてみました。

(個人的にマーケティングに着目している理由はこちらから👇)


では早速!


試合に出るまでの流れを整理

試合に出るまでの基本的な流れをザックリ整理すると、、、

①監督の求めていることを知る・理解する

②ピッチ内外で行動し、そのニーズを満たす

③監督からの信頼を得る

④試合に出れる

みたいな流れだと思います。

この①と②の精度が高い選手ほど、誰が監督でも試合に出れているし、長くサッカー選手としてプレーし続けれられている印象があります。

ただ、この①と②を考えるにあたって、「具体的にこの2つのポイントを意識して整理した方がいいよ!」みたいな指標って、サッカーの教科書には載ってないし、指導者から教わることもないと思います。笑

その結果、基本的に①と②を考える精度は、その選手の経験値や思考力によって左右されているのが現状。

ただ、下澤としては、「この①と②の指標って、マーケティングの教科書に載ってるこれが参考になるんじゃないか?」と思っていました。

そんなヘンテコな考えがこの記事の出発点です。

『試合に出るまでのプロセス』
に類似している
『マーケットイン』
というと考え方。


いきなりですが、製品やサービスを開発する方法には、大きく分けて以下の2種類があると言われています。

一旦分かりやすいようにざっくり整理すると、、、

1.プロダクトアウト(自分視点で考える)
→自分の強みといったものを軸に、先に自分の作りたいものを形にしてから、お客さんに届けていく流れ。

2.マーケットイン(お客さん視点で考える)
→先にお客さんが求めていることを調べる。そのニーズに沿った商品を作ってから、届けていく流れ。

https://www.smile-mk.com/sup/theme01/column07.php より引用


そして、ここがこの記事の1番のポイント。

2のマーケットインのプロセスって、監督からの信頼を勝ち取り、試合に出るためのプロセスとかなり類似していませんか??笑

ーーーー

お客さん(監督)が求めていることを調査する。

そのニーズを満たす商品を作る
(プレーをする)。

信頼を獲得。

商品を購入してくれる
(メンバーに選んでくれる)。

ーーーー

であれば、「マーケットインを考える上で、”〇〇を意識した方がいい!”というコツが存在しているのであれば、それをそのままサッカー現場にも活かせるんじゃないか!?」と考えちゃったわけです!

少しずつ本題に入っていきます!


マーケティングの視点で
棲み分ける
2タイプのサッカー選手


上記で紹介した『製品を開発する2つの方法』は、サッカー選手を大きく棲み分ける上でも使えると考えています。

ーーーー

1.プロダクトアウト型の選手
(替えが効かない選手)⇨かなり少数

自分の強みや好きなプレーが圧倒的であるため、自分のやりたいプレーをすれば、それがチームや監督のニーズを満たすような選手。
ときにはチームとして求められることを免除される場合もある。

例)メッシのような圧倒的な選手、小学生の時のように、監督が求めていることなんて気にせず、無邪気に自分の好きなプレーをしている状態も当てはまる。


2.マーケットイン型の選手
(替えが効きやすい選手)⇨かなり大多数

チームや監督から求められていることをリサーチし、体現することで信頼を獲得。試合出場の切符を掴む選手。

監督から求められていることと自分の強みがマッチする場合もあるが、もしマッチしない場合は、監督の求めていることを行いつつ、その中で自分の良さを出していくことが求められる。

例)下澤悠太。怪物以外の選手たち。

ーーーー

たぶん僕を含めて、基本的にはほぼ99%の選手が②のマーケットイン傾向の強い選手だと思います。

あくまでもこれはどっちかに分かれているわけではなく、『プロダクトアウト寄りのマーケットイン型の選手』みたいな場合もあります。

そして個人的には、この両方をうまく使えている選手が1番価値を生み出せるサッカー選手だと考えています。
(これはまた別の記事でイノベーションを軸に整理してみます。)


自分のタイプを自覚する


監督からの信頼を得て、試合出場の切符を勝ち取るためには、まずは今の自分がどっちのタイプなのかを理解しておく必要があると思います。

その中で、この2つのタイプは、チームスタイルや周りの選手たちとの能力差によって相対的に変化することを抑えておく必要があります。

例えば、前所属チームでは一番の実力者で、絶対な存在。チームとして求められていた守備も少し免除されていた。
ただ、新チームになると周りの実力も上がり、圧倒的な違いを生み出せる存在ではなくなってしまった場合。

この選手は「プロダクトアウト型→マーケットイン型の選手に移り変わっている」と言えます。

しかし、この移り変わっていることを自覚していないことで、監督が求めていることを細かく気にせず、自分のやりたいプレーをやり続けていたら、たぶん試合には出れなくなると思います。

こういった現象は幼少期からエリート街道を歩んできている選手ほど、多く見られるような印象があります。


マーケットインのコツを
実際にサッカーに置き換えてみる


ということで前置きは終わり!!

ここから具体的に、上記で整理した試合に出るまでのプロセスの中の、

①監督の求めていることを知る・理解する

②ピッチ内外で行動し、そのニーズを満たす

という2つをマーケットインの考えを軸に整理してみました。


続きは明日投稿します!

マーケティングの『4C』をサッカーに置き換え、監督のニーズを整理してみた。(2/3)



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