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業界に入って10年に。「専門家」になったからこそ陥りやすい、トラップを避けるために

「ファンドレイジング」という仕事を始めて、今年で10年になりました

1つの業界で年月と経験を重ねると、「反応のある/ない広告の違い」や「筋の良い施策か否かの基準」といった自分なりの定石やセオリーのようなものができてきます。

それらが有効にワークすることはもちろんあるのですが、“成功パターン”(と頭で捉えているもの)から外れた施策が実行されているのを見たとき、特に当たってうまくいってるときに、イラ立ちの感情が生まれることがあります。

・その時に否定しようとするか?
・それとも矛盾を恐れず面白がれるか?成功のヒントを探して探究できるか?

で成果にだいぶ大きな違いが生まれるんだろうなと、強く感じるようになりました。

人は、自分が見たいものだけをみる。
「確証バイアス」とも言われますが、自らの意見を裏付けるような情報を優先的に探し、信念を強化するような考え方を支持するバイアスが働くことが、心理学からの研究で知られています。

専門分野の知識が豊富な人、一般的な知能の水準が高い人ほど、このような「インテリジェンス・トラップ」にハマりやすい、という本も読みました。

苛立ちや不安といった感情を抑えて、現実の事象をフラットに観察すること。
ドグマに陥らずに、過去の成功パターンが今当てはまるか否か?を、好奇心をもって見つめること。

次の10年間は、特に意識していきたい!と考えております。

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