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言葉に想いをのせる

今日の大阪は昨日に続き、梅雨の晴れ間です。そんな日にふと、今の想いをnoteを書き留めたいと思い、パソコンの画面と向き合っています。

少し昔の話ですが、2年前の私は、仕事をするときに自分の提案することがうまく相手に伝わらないなと思うことがありました。目の前の人へ話すことで、共感させることができても、その先にいる上司の方や直接私の目の前に現れない人には、説得、共感させることはできない。そのような、悩みがありました。

その理由を当時の私はこう考えました。

「資料の言葉が相手にうまく伝わってないのではないか」

「そうだ、もっと論理的な言葉を使って資料を作らないといけない。ちゃんと説得力のある資料でないとダメだ」


そこで、論理的な思考を手に入れたいと思い、2019年1月グロービス経営大学院のクリティカルシンキングという授業の門をたたきました。そこからはマーケティング、ファイナンス、リーダーシップなどといった他の科目も受講し、2020年4月に入学しました。現在は、大学院2年目を迎えています。そこでは、大企業の方や医師、研究職、私と同じ起業している人まで幅広い人たちと知り合うことができました。優秀な人たちと一緒に様々な思考が飛び交う中、経営学を学ぶことができています。

毎回のクラスでの予習アサイメントやレポート、勉強会、クラスでの発言、グループワークなどを経て、自分自身でも入学前とは違う論理的で説得力のある言葉や文章をアウトプットできてきているのではないか、そのように思い始めました。実際にも、様々な資料作成や調査・分析を実務上で学びは多く活かすことができています。


しかし、本当にこれでいいのか?

論理的に考えるとみんな同じ答えにならないか?

自分の想いは?

など疑問を思うようになりました。


そして、論理的な考えや正論を言っても人は動かないという経験もしました。間違いなく私の見解は正しい。そして、論理的にも理にかなっている提案だと思ったことでも人は動かないことはたくさんありました。今振り返ると作成した資料に自分らしさというものが薄まっているような気もしました。


2年前をもう一度振り返ってみました。当時の私は、自分の想いやビジョンに共感してもらっていたのではないかと。拙い言葉や文章だったかもしれないけれど、想いが乗って熱量を伝えることができていたのではないだろうか。


人が共感し、動く場面は、その人の言葉に想いがあり、その熱量が温度として伝わる言葉や文章なのではないかと思いました。


自分の会社でも、昨年は「合宿の価値」、今年は「スポーツの価値」について各9名の方々にこの命題について、問いを投げかけ、言葉をいただきました。それは、18名それぞれ違っていて、想いがのっていて、そして温度が伝わる文章でした。

論理的なことが決して悪いことではない。

けれど、私の想いまで消える論理的な言葉や文章では意味がないことに気づきました。


「言葉に想いをのせる」


もっとたくさんの人に私の想いを言葉や文章で伝えていきたい。


今日の言葉も想いをのせられたかな。


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