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適応障害の自分が「オンライン心理カウンセリング」を使ってみた!

といっても、実際に心理カウンセリングを受けたのは、今から2か月ほど前の話になりますが、今日「コーチング」を受けたので、心理カウンセリングとキャリアコーチングの違いについて、あくまで僕個人の感想の範囲で書きたいと思います。

・利用したサービス:cotree
・cotreeを使用した理由:認知行動療法をベースにしたWebサイト「U2plus」経由で知るに至った

1.なぜカウンセリングを利用しようと思ったのか?

カウンセリングを利用する1か月ほど前に初めて心療内科に行ったとき、お医者さんと話したわけですが、これは僕がいけなかったと思うのですが、行く前は、様々な角度から質問をもらい、その質問に自分が答えていく中で、具体的な解決方法を見出すことを期待していました。しかし問診時には逆に『何か希望することはありますか?』と聞かれ、『希望?いや別に…。(いろいろ質問してくれないのかよ?)』と拍子抜け。5分で部屋を出てきた経緯があったため、自分に対して客観的なアドバイスをくれるのは医者ではなくカウンセラーさんの方が良いと判断しました。

2.なぜオンラインを選択したのか?

最大の理由は、心療内科に行きたくないからでした。あの場に行く自分が情けないというか、嫌だったからです。さらに対面のカウンセリングは「予約が取りづらい」&「値段が高い」と友人から聞いていたからです。実際、cotreeを開くと、シンプルな質問で自分の希望とカウンセラーをマッチングさせてくれる機能があり、自分の都合の良い時間に予約を取ることができるので、とても便利だと感じました。

3.利用して、どうだったか?

結論から話すと、自分にとってはほとんどメリット/効果がありませんでした。理由は大きく2つあったと思います。どちらも僕自身の問題のため、カウンセラーさん自身のスキルの問題ではないと思っていますが。

①具体的な課題設定や課題解決を望む自分にとって、抽象的でフワッとした質問に対して違和感を感じてしまいました。例えば「どんな時に自分が弱いと感じますか?」というカウンセラーからの質問。この質問自体は問題ないと思いますが、しかし次に「そういった自分に対して、ニックネームをつけるとしたら、どんなニックネームを付けますか?」と聞かれ、その質問の意図を確認したのですが、良くわからなかったです。その他にも質問の意図が読み取りづらいことが多く、面談の着地点が見えない面談は自分にとって苦痛となってしまいました。「適応障害」という診断を医者からもらうのは、このカウンセラーさんとの面談の数日後なのですが、自分がこうなってしまった原因は何なのか?どうすれば改善の方向に行くのか?など具体的なHOWを求めすぎていたのかもしれません。面談の回数を重ねていけば、自分の性格や価値観などを理解してもらい、お互いにスムーズに会話ができるのかもしれませんが、結果的に初回45分の面談は、消化不良で終わってしまいました。

②もう一つの理由が、自分の悩みがメンタルの改善だけではなく、キャリアにおいても感じていたことだったからです。このことは少し時間が経ってから分かったことなのですが、当時の自分はメンタルが病み、なんとか改善したいと思っていましたが、実はそれと同じくらいに、いやそれ以上に「この会社で続けられるのか?」、「せっかくチャレンジして入社した会社なのに、もしも辞めてしまったら職歴が荒れてしまう」、「でも、続けられそうにない…。どうする?」こんな不安な思いを並行して抱いていました。よって解決すべきことはメンタル面のことだけではなく、キャリア面についても何かしらの行動を取らないと、自分の本当のモヤモヤは晴れなかったのです。

4.コーチングとの違いは?

心理カウンセリングとは、カウンセラーさんとのコミュニケーションを通じて、相談者が自身の抱える問題に対する気づきを得たり、理解を深めたり、行動変容したりすることへの手助けが基本となると思います。相談者が心のブレーキとなっている原因を解消し、スタートラインに立てるようになるイメージです。一方で今日受けたコーチングは、相談者がすでにスタートラインに立っていて、または立とうとしていて、これから進もうとする道をより自分らしく歩くための伴走者のイメージです。(コーチングを受けるうえでは、メンタルについては改善していることが前提で、自分はすでに医者から問題はないという診断をもらっていました)何かしらの目的を発見したり、目標を実現したり、または問題を解決すること、このような必要性がある場合にコーチングはとても有効的だと感じました。




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