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「丸メガネクリエイション」ってなんですのん?

なんだか結局お久しぶりです。

noteではお久しぶりになってしまいましたが、実はSNS(InstagramやX)はちょこちょこと動いておりまして。最近、僕の本名でやっているアカウントとは別に「丸メガネクリエイション」というアカウントを立ち上げました。早速チェックをしてくださった方々、ありがとうございます。

SNSのプロフィールにも書いたのですが、丸メガネクリエイションは僕の創作に関連するものを投稿していく目的で作りました。
と、言いつつも「なんのこっちゃ」という方もいらっしゃるかなぁと思いますので、今回は丸メガネクリエイションについて少しばかり書いてみようと思います。

丸メガネと僕

僕は普段はメガネをかけています。ダンス公演やイマーシブシアターの本番では着用していないのですが、ダンスレッスンをするとき、リハーサルのとき(支障がなさそうであれば)基本的にいつもかけています。

自他共に認めるメガネキャラですが、丸メガネに親近感を覚えたのは5年ほど前のこと。
僕がレッスンを持っているIMPACTというスタジオで、はじめて発表会にダンス作品を出す機会をいただいたときのこと。そのスタジオではクラスごとにチーム名を決めるのがしきたりでした。

「チーム名ってどう決めたらいいもんかなぁ」と悩んだ僕は、クラスのみんな一人ひとりにチーム名を考えてもらって、その中から決めるということにしました。その中の候補に入っていたのが「丸メガネ隊」というチーム名。
他にもすごくおしゃれなものだったり、かっこいいものがあったのですが、程よく力の抜けた親しみやすさと、この名前のクラスの子達がバリバリに踊ってたらめっちゃいいなという直感でこの名前に即決定。

それをきっかけに僕のトレードマークって丸メガネなんだなと自覚するようになりました。

余談ですが、今でも丸メガネ隊は存続しています。さらに言うと、弟分的な立ち位置で「ちびメガネ隊」なんてクラスもできました。

もともとは映像作品アカウントだった

コロナウイルスが流行する直前のお話。
実は丸メガネクリエイションというアカウントでダンス映像作品の自主制作をしていました。昔の丸メガネクリエイションアカウントはすでに削除してしまったのでみることはできないのですが…

僕は僕自身が踊ることも好きなのですが、振付をつくることが結構好きです。「こっちの方が面白いかも」なんて試行錯誤を繰り返しながら、ドキドキしながらお客様に作ったものを披露する。この緊張感と高揚感は何度やっても飽きません。おかげさまで、ダンスイベントでダンス作品を出展する機会をいただくこともしばしば。ダンス業界でいうところの「ナンバーを出す」というやつです。

ナンバーを作るためには、たくさんの人に力を貸してもらって、何十時間もの時間を費やす必要があります。しかし、ダンスイベントの本番は1日2日で終わってしまうことがほとんど。

作品を披露する場を持てるのは、とても嬉しいと思う反面「いつもつくるようなダンス作品だけじゃなくて、他の表現でも何かできないのか?」と考えるようにもなりました。

ダンスイベントで作品を披露するのもいいけれど、もっといろんな人に見てもらえるものもつくれないか。

そう思ったときに行き着いたのが映像制作でした。企画、撮影、編集、振付、出演、全部僕。全部自分でやっちゃえば、すごくフットワーク軽く作品がつくれるんじゃないか。せっかくやるなら、映像用のアカウントを作っちゃおう!
そこでできたのが「丸メガネクリエイション」というアカウントでした。

丸メガネクリエイションの名前の由来は”丸メガネがトレードマークの奴がものづくりをする”の他に、”丸いメガネを通して日常にフォーカスした作品をつくる”なんて想いも込めています。
当時は手始めに、四文字熟語をテーマに1分くらいのダンス映像作品を何本か作って投稿していました。

ちょっとずつ慣れてきて楽しくなってきた最中、コロナ禍に見舞われました。仕事は一気になくなってしまい、半分趣味くらいでやっていた映像制作もストップ。映像どころかダンスを仕事として続けるかどうかというところに立たされた中、映像制作への熱も冷めていってしまいました。続けるって難しい。

自分の「つくる」の機会を作るために

いろんな縁に恵まれて、今の今までダンスを仕事として続けています。以前と違うのは、もっぱら最近は自分が出演するという機会が多いこと。やはり、イマーシブシアターとの出会いが随分と環境を変えてくれたように思います。
Venus of Tokyo出演を機に、DAZZLEさんの作る常設のイマーシブシアターに出演させていただいて、日々お客様に見ていただく機会に恵まれています。それと、昨年出演した泊まれる演劇は3ヶ月間プレイヤーのみに没頭できる素晴らしい環境でした。

そのほかにも、舞台のアンサンブルやバックダンサーもたまにやらせてもらいます。数年前からずっとお世話になっているモーションアクターのお仕事も、ありがたいことにお声がけいただきます。

出演する機会をもらえるのは嬉しいですし、やりがいを感じます。しかしながら、つくる自分がちょっとだけ遠くなってしまって、少し寂しく感じるような感覚があるのも事実。自分が何かに出演するということは、自分が出る作品を作っている人がいるということなんですよね。必然的にものづくりの現場にご一緒させてもらう中で、無意識に僕の創作意欲みたいなものも掻き立てられたのだと思います。

「僕も、なにかつくりたいな。」

そんなふうに思ったとき、ずっとどこかのタイミングでやろうとして踏ん切りがつかなかった自主公演をやってみようかなと思い立ちます。
試しにダメ元で、劇場に空き状況を連絡してみたり、出演して欲しい人にオファーしてみたところ、トントン拍子でことが進みました。本当にこういうのはタイミングですね。

せっかく自主公演をするならば、一回きりではなく、今後公演をつくっていくことを自分のライフワークにしていきたい。じゃあ、僕個人の名前じゃなくて、なにか別の名前が欲しいな。そんなふうに思ったときにふと出てきた名前が、過去に使っていた丸メガネクリエイションでした。

振付じゃないものも作ったらどうなるだろう?

少し前まで、何かつくるのなら振り付けしかいないと思っていた僕ですが、ここ数年いろんな方とご一緒する機会がある中で、マルチな活躍をされる方にたくさん出会いました。それが、少しずつ僕の価値観を変えてくれたように思います。

「僕も振り付け以外にも何かできるんじゃなかろうか?僕の作って広げた世界で、いろんな人が出会って、ものを作って、それを観に来てくれた人が楽しんでくれたら最高だなぁ。」

そんな想いを詰め込んで、6月に行われる僕の自主公演「ようこそ、ひばりヶ丘ハイツへ」では、僕が脚本と演出を手掛けています。はじめて書く台本に四苦八苦しながらもなんとか書き上げまして、先日リハーサルも無事スタート。僕の作った世界を広げる作業を楽しんでいる最中です。

自主公演についても改めてnoteに書きたいと思っています。

今つくっているもの、今後つくりたいもの

先ほども書いたように、今僕がつくっているものは6月の自主公演を無事に上演すること。それと並行して5月に本番のファイナルレジェンドというダンス公演にもダンス作品のリハーサルも作品を磨き上げる段階へと入っていきました。どちらも見てくださった方の心に残るようなものにしていきたいと思ってきます。

6月以降も、ありがたいことにダンスイベントの作品出展のお誘いもちらほらいただいています。昨年以上に作る機会に恵まれそうです。しかしながら、誰かから機会をいただくだけじゃなくて、僕自身でも積極的に動いていきたい所存です。自主公演も年内にもう一本できたらいいなと思ってます。この感じだと2024年はあっという間に過ぎ去っていきそうですね。笑

せっかく再び動かし始めた「丸メガネクリエイション」。たくさんの方の目に触れられるように頑張ります。良かったらチェックしてみてくださいね。

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