【触れたもの_37】谷川俊太郎 展

谷川俊太郎の展示。中村勇吾と小山田圭吾とコラボしたグラフィック作品が迎え入れてくれる。

その先へと進むと写真の光景が目に入る。
矢印もなく、番号も振られていない。「経路の抹消」された展示。

「このルートで回ってください」といったルートはなく、一人ひとりが思いのままに見ることのできる形式は、その順番を含めたパッケージとして体験を届けるのではなく、一人ひとりが異なる体験ができる工夫がなされている。

それぞれの展示には「仕事と詩」「死生観」「家族」「他者」といった独特の21種類のタグがつけられている。例えば「他者」には、河合隼雄など交流のあった人からのハガキが展示されている。「死生観」には20代、70代、80代と時間を経て変化する死生観を詩から抜き出し展示する。
編集力の高さに唸らされる。

最後、壁の一面を占める谷川俊太郎の80年を越える年表。仕事のエピソードに絶妙な塩梅で家族や友人のエピソードが挟まれていて、とても面白い。

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千葉雄登

触れたもの

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