スマホファーストの最先端・LINE MOOKの衝撃

LINE MOOKというLINE上で手軽に読める電子雑誌がある。
恥ずかしながら、僕は先週その存在を知った。スマホに向けてデザインされたUIの美しさと考え抜かれたUXは群を抜いている。

まずはお手元のスマホでLINEが自社編集で出している「Toss!」や「Steal me」を見て欲しい。

▷Toss! (LINE ID@oa-toss)
 もしくはこちらから

これが「Toss!」の配信画面。雑誌でいうところの表紙だ。配信されているコンテンツは3つ。表紙はスマホの画面にちょうど納まるサイズ。写真はおしゃれで、まるでマガジンハウスから出ている雑誌みたいだ。

通常のウェブメディアの記事のサムネイルとは一味違う。このLINE MOOKの記事はスマホでしか読めない。だからこそ、脇目を振らずにモバイルファーストに注力できるのだろう。

(「Toss!」の記事より)

各記事を開くとそこにもまたグッと目を引く中表紙。スクロールをしていくと記事を読むことができる。

(「Toss!」の記事より)

記事の本文には動画も埋め込まれている。スクロールすると自動再生される動画は紙の雑誌では使うことのできない手法で、LINE MOOKならでは。
全体的に文字数は少ない。直感的に捉えることのできるところまで文字情報を削った結果、空いた時間で手軽に読むことのできるコンテンツとなっている。

更新頻度の高いウェブメディアではここまで作り込まれた視覚的にリッチなコンテンツはなかなかつくれない。(ほぼ日など一部の例外もあるが)

「スマホファースト」という言葉自体がPCで情報を得ることを前提とされていて、旧時代的だとも思う。だから「これはスマホファーストですね」だなんて言うのは、もはやダサい。

けれどもコンテンツの発信方法は日に日に最適化されていく。
潔いまでにスマホに振り切った伝え方の最先端にいまあるのは、このLINE MOOKだと思う。

まずクリックしてもらい、目に触れてもらうための伝え方がある。
「良いコンテンツをつくること=より多くの人に読まれる」なんてシンプルな図式は成り立たないからこそ、読んでもらうためのフックをつくることは難しい。

コンテンツが消費され、忘れられていくスピードはますます上がっていると感じる。僕も1週間前に読んだ記事の多くを思い出すことができない。例えSNSでコメントとともにシェアしていたとしても、思い出し、読み返す記事なんてほとんど存在しないのが現実だ。そんな時代にあって、誰かの記憶に残るコンテンツを1つでも多くつくれるようになりたい。

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千葉雄登

メディアについてのあれこれ

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コメント1件

こんいちは。おすすめから来ました。
>スクロールすると自動再生される動画は紙の雑誌では使うことのできない手法
ドラえもんの未来の雑誌みたいですね。(と言いたかっただけ)
通りすがり失礼しましたー
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