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一昔前の自己啓発本は意外に正しかったかもという説

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私が大学生くらいのときに、ポジティブシンキング、マインドセット、起業ブームみたいなのが起きていたんですが、

このポジティブシンキングはその少しあとには時代遅れとなり、むしろ馬鹿にされる対象みたいな感じで扱われ、今はその議論全般が風化した状態と思っています

しかし、コロナ以降、エビデンスという言葉が世間に浸透したように、このポジティブシンキングやマインドセットによる人間の幸福度を向上させることが論文でも発表されていることを知ると、

実はその当時は著名人やいかがわしい起業家がただ自分の成功譚として語っていたものが、正しかったのでは?と思ったりしています。

この書籍で書かれていた内容に、そのような事例がいくつか載せられているのですが、

例えばウルシのアレルギーがある人に「これはただの塗り薬です」と言って塗ると、10人中2人(正確な数値は忘れました。。)しか発症しなかったのに加え、反対に健常者が「ウルシの塗り薬を塗りました」と言われて何も害のない塗り薬を塗るとアレルギーが発症するケースも見られたそうです。

また、テトリス効果と言われる事象も有名で、一番有名なものは
バスケットボールのパスをカウントしてくださいとビデオを見させられ、そのビデオでは突然ゴリラが乱入するもので、被験者にゴリラがいましたか?という質問に対して、いなかったと答える被験者もいたという実験ですが、

身近な例として晴れた日に「今日はいい天気ですね」と答える日もいれば「今日は暑いな!」という人がいるように、同じ物事でも人によってはプラスにもマイナスにも捉えられるということが言われたりもしています。

また、自分は運がいいと思っているだけで運がないと思っている人より成果を出していることが論文でも発表されているそうです。

運とはなにか?実際に何を運がいいとするかではなく、自己認識が違うだけで成果が変わってくるということは、「まずポジティブに思う」という一昔前のポジティブシンキングに通じるところがあるなと。

もちろんここで「とにかくポジティブになろうぜ!」みたいな論調で進めたいわけでないですが、少なくともポジティブでいることの方がメリットは多そうということを理解するだけでも、落ち込んでいる時に回復しやすくなるのかなと。

具体的にどうすればいいかなどは書籍を読んでいってまた書こうかと思いますが、この辺で!

では、また次回

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