ビカクシダを木に着生させる方法を調べた

部屋で育てているビカクシダ(別名コウモリラン)が大きくなり、このままでは鉢から取り出せなくなる恐れがあるため、植え替えを検討している。ビカクシダには2種類の葉がある。鹿の角のような胞子葉と、根元に張り付くように広がる貯水葉である。この貯水葉が邪魔で水やりができない、と前回書いた。


ビカクシダは着生する植物

着生は、「ちゃくしょう」ではなく「ちゃくせい」と読む。

他の植物などの表面に生息する植物を着生植物というらしい。宿主から養分を奪うわけではなく、空気中や葉の表面から得られる水や光合成によって生きている。

似た言葉に「寄生」があるが、これは宿主から一方的かつ持続的に養分を得る形態であり、まったく違う意味である。

シダ類は代表的な着生植物である。たしかに、自然界でシダが土に生えているのは見たことがない気がする。そうか、ビカクシダもシダ類なのか、と思い至った。

木に着生するための準備

ビカクシダ(コウモリラン)は人気の植物だから、着生の方法を書いている記事もたくさんあるだろう、と考えていたが、意外と少なかった。検索上位から5件ほど見たが、以下の記事が一番詳しそうだった。

水苔と樹木(流木や板)、テグスあたりが必須で用意しなければならないもの。あとは綺麗に仕上げたければタッカー(大きいホチキス)もあると尚良い。どれも部屋にはないので、来週ホームセンターを探す予定。

ビカクシダの植え替えは4月から9月に行うと良いとあった。他の植物でもそうだが、成長期に植え替えをするほうが、ストレスからの回復が早いので良いといわれている。

ビカクシダは湿っている状態が続くと弱いらしい。なので着生のための樹木を選ぶときは通気性が良さそうなやつを探すつもり。

まとめ

ビカクシダの着生の準備に必要なものを調べるだけで終わってしまった。次回は実際に着生してみた結果を書きたい。面倒くさがらずに、必要な道具を全部揃えられるかが成功の鍵になるだろう。

準備の時点で、結果はだいたい決まっている。手を動かしながら考えられることは限られているから、計画と実行を分けて作業したほうが結果的に早い。後悔が残るのも、大事な本番で上手くできなかったときではない。本番のためにやらなければならなかったことを怠ったときに後悔が残る。


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