私たちは死に向かって生きている

鍼灸院に行く前日に、「これじゃまた先生に肩張ってますねー、と言われてしまう!」と慌ててヨガをしてみたら、ギックリ腰ならぬギックリ背中になってしまった。

その翌日、会社でレイアウト変更をしていて、課長の「変な体勢になるとギックリ腰になっちゃうんですよ」という言葉が、今まで感じたことが無いくらい鮮烈に刺さった。
ああ、私もこちら側の人間になったのだと、痛む胸椎をさすりながら。

人生は過去から未来へ、一方方向へ流れていく。
その終着点は、死だ。

常に前に進む人がいる。前しか見ないという人がいる。
そう言う人は死を目前に何を思うのだろうか。

圧倒的な無力感に襲われるのだろうか、否、生き続けたいと思う刹那に鼓動が止まるのだろう。

私はカヌー型の人間である。
いつも現在の少し手前を見つめながら、未来に背中を向けて人生を進んでいるようだ。
死ぬ前も、その少し昔を懐かしみ、死んだ事に気付かないまま息が止まりそうである。

しかし、今この時も、カヌーを漕ぐ手を止めている訳ではなく、むしろもがき続けているのだ。
だからこそ、少し前の私に、勇気をもらえるのである。

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