見出し画像

起業し若手キャリア支援をする理由

こんにちは、矢嶋 佑己です。
現在、Yutori Techの代表を務めています。

周囲から「なんで起業したの?」と興味を持っていただける事が増えたので、せっかくなら少しは有益になるよう「キャリア論」も交えた上で書くことにしました。

若手ビジネスパーソンの9割は将来不幸になる


いきなり煽るようなタイトルですみません。
ですが、嘘偽りなく本心で私が感じているのは、改めてこれです。

若手ビジネスパーソンの9割は将来不幸になる

「やっぱり煽りじゃないか。」
「人それぞれの価値観があるだろ。」
「お前が他人の幸か不幸かを決めるな。」
すみません。こう思われる方が多いかと思いますが、改めて私は上記を本気で感じています。

どういうことか。
「かんたん」に書くのでお付き合いください。

まず、今あなたの身の回りの人間を思い浮かべてみてください。
そしてその人々の職業を思い浮かべてみてください。
その方々は「事業主」ですか?それとも「従業員」ですか。
多くの割合では、「従業員」だったのではないでしょうか。
それもそのはず、現在、日本の全就労人口に占める自営業主の割合は約10%であり、90%はいわゆる「従業員」です。

「だからなんだ。」
「企業に勤めるサラリーマンを不幸と言いたいのか。」

いえ、とても尊敬していますし、そういう方々のおかげで世の中は成り立っているので、本当に揶揄するつもりは1ミリもないです。私の父も立派なサラリーマンであり、私が“最も尊敬する人“です。
事実、父(従業員)と母(専業主婦)のおかげで私は何不自由ない暮らしを、3人暮らし(+ワンちゃん)で送る事ができました。

ただ、上記は「昭和、平成」のキャリアです。
そして今は「令和」です。
年金は期待できず、消費税は10%まで上がり、終身雇用も終わりました。日本トップクラスの大手企業では早期退職を募っています。しかも、物価は上がり続けるのに、私たちの“給料“は変わっていません。
そんな中、国も国民の面倒を見る事ができなくなってきており、「定年雇用努力」と努力義務として国民の生活を企業に押し付けている始末です。それでも今の若手世代は、そんな未来の危うさには、見て見ぬフリをして勤め先での仕事終わりには飲みに行き帰って疲れて寝る日々です。

もちろん、今の仕事に誇りを持っていたり、やりがい、満足感を持って働いている人たちは全くこれら問題には該当しないと思っています。ですが、それら充実した日本の「熱意ある社員」は全体の5%のみです。

私が会社員時代の周りの人間は、「いつかは起業したい」と飲み屋では言うものの、オフィスで会うとその威勢はどこかに消えている人が大半でした。

ただ、これら現実とは裏腹に若手ビジネスパーソンは、現状を覆そうと「青い炎」を心の内に秘めていると言うことがわかっています。以下のデータだけ紹介させてください。

29歳以下の世代は「55.7%」が起業をしたいと考えている。

日本政策金融公庫の調査によるデータです。

これは、ゆとり世代のキャリアが明るくなる、日本の未来を変える、大きな希望だと思うんです。
上記の可能性を秘めながら、企業に勤めている間は、残業などもせず、副業などと両立する働き方を望めば「これだからゆとり世代は…。」と言われる。昭和や平成のキャリアの正解であった飲みニケーションを断れば、冷たい目で見られる。こんな狭間で戦っているのがゆとり世代のリアルなキャリアです。

この狭間にいる期間、国はNISAなど年利数%の積立投資を進め、会社は持株を進め、未来への恐れが中途半端に薄れ行動に移せない状況が形成されます。結果、この起業への想いなどの大きな野望はしぼみ、歳を重ねるほど数値としても減っているのが現状でもあります。

そして最終的に、いつしか、自分の上司のキャリアをなぞるように、自分もそのレールに乗っていることに違和感を持てなくなり、日本の未来は明るくないと気づいておきながらも「みんなもそうだし大丈夫でしょ」と見て見ぬふりをしているのが僕ら令和世代の大半です。

なぜ起業したのか

だからこそ僕は、親世代と違う経済状況の中、将来の危うさを見て見ぬフリをするゆとり世代(若手)に向け、「若手に選択肢を与える」というコトを起こすために人生を賭けようと思い、起業しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?