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【編集部取材】 4月1日にリニューアルオープンする「飯能市立博物館」。小さな博物館が仕掛ける大きな挑戦とは? 埼玉県飯能市

2018.03.27

飯能市は、飯能市郷土館をリニューアルし、「飯能市立博物館」として4月1日にオープンする。

オープンに先立ち、3月26日にメディア向け内覧会を実施した。

今回のリニューアルは、観光の拠点施設として回遊性を高め、従来の歴史博物館としての役割を強化し、さらにビジターセンター(ハイキングコースなどの拠点)的機能の追加を目的としたもの。

リニューアル後の館内展示は、「歴史展示室」「飯能と西川材」「身近な自然」の3ゾーンとした(その他、特別展示室・学習研修室・図書室あり)。

なお同館では、4月1日のリニューアルオープンにあたり、名称を飯能市郷土館から飯能市立博物館へ変更するのと同時に別途愛称も公募。

選考の結果、フィンランド語で「ありがとう」を意味する「キートス」をベースに、飯能の自然・歴史や来館者への感謝を表現した「きっとす」に決定している。

リニューアルの事業費は5,259万6,000円。

財源は、内閣府の地方創生交付金から135万円、さいたま県ふるさと創造資金から約2,400万円。

<目次>

■過去の遺産ではない「西川材」。

■歴史博物館が「自然散策のゲートウェイ」も兼ねる。

■博物館から、「まち」に繰り出すための仕掛け。

■小さな博物館の大きな可能性。

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