小松屋

【編集長のつぶやき vol.603】 「お菓子の詰め合わせ」に見る、「選ぶ」楽しさ。

2018.11.05

こちらのマガジンは、メールマガジン、及びブログ「まちおこし編集長の取材ノート」で約10年に渡り、掲載し続けてきた「編集長のつぶやき」が600号を迎えたのを機に、noteに引っ越したものです。599号までのバックナンバーはコチラをご覧下さい。

先日、酒田の実家の母から「お菓子」の詰め合わせが届きました。

その詰め合わせとは、地元の老舗「小松屋」のものなのですが、詰め合わせの内容は、店頭でよく売られている「○○セット」ではなく、1品1品、お客の要望に合わせて箱詰めされた「オリジナル」の詰め合わせです。

届いた箱を開けると、なつかしい定番・鉄板のお菓子から、見たことの無い新作?まで、少量多品種の品がズラリ。

全て既製品のお菓子とは言え、母からの想いが詰まった「オリジナルのお菓子のおもちゃ箱」に、よい年をした息子と娘(我が妻)は狂喜乱舞(笑)したのです。

これは確かに、「贈られた側」も楽しいのですが、もしかしたら、「贈る側」にもある種の「創造的な楽しさ」があったのではないかと。

そこで思い出したのが、新潟県新発田市の「和スイーツBOX」です。

これは、「和スイーツBOX」を購入し、市内に多数点在する加盟菓子店を巡り、1品からお菓子を購入、それを「和スイーツBOX」に詰めていき、オリジナルの「詰め合わせ」を完成させるというもの。

菓子店で「箱買い」ではなく、「1品だけ」を購入するのは、なんとなく「申し訳ない」気がするのですが、「和スイーツBOX」なら抵抗なく?購入できます。

しかも、複数のお店を「横断」したオリジナルの詰め合わせになるので、これは絶対に楽しい!

「SNS映え」することも間違いないし。

もちろん、こうした詰め合わせは「自身へのご褒美」でも構わないのですが、大切な人への「贈り物」であれば、これはぜひ「創ってみたい」と思ったりもしました。

しかし、よくよく考えてみたら、ホテルの朝食では定番となっているバイキングも、香川発祥で近年全国に広がったセルフうどんも、ある種、「オリジナルの詰め合わせ」を創るのに近い楽しさがありますよね。

そして、前述の「和スイーツBOX」だけではありませんが、「オリジナルの詰め合わせ」には、まちおこしの大きなヒントがあるようにも思いました。

         まちおこし・観光・不動産ニュース遊都総研.com 編集長

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