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【編集部取材】 飯能市、都市公園内に北欧風カフェをオープン、「子育て支援施設」が「観光施設」「集客施設」に変わる日 埼玉県飯能市

2018.05.22

飯能市は5月21日、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園内で6月1日にグランドオープンする北欧風カフェ「Café PUISTO」(カフェプイスト)を報道陣に公開した。

当日は、飯能市企画部情報戦略課の須田隆行課長が挨拶、飯能市健康福祉部子育て支援課の五十嵐美也子課長が事業概要を説明。

その後、同カフェを運営する株式会社ひより農園の本山憲誠代表が報道陣からの質疑応答に対応した。

同カフェのコンセプトは、「人と地域がつながり、ゆっくりと北欧時間が流れる場所」。
建物の外観は北欧モダンなブルーの外壁が特徴で、店内は西川材と北欧のコラボ家具やファブリックで装飾した。

1階はギャラリースペースを兼ね、2階はコンパクトながらも施設全体を見渡せる空間としている。

玄関正面の階段は、真上から見た形状がアンモナイトを、2階部分のテーブルはアンモナイトの舌をイメージしたもの。

園内の他施設同様、全体的に楕円や曲線の多い構造が印象的だ。

提供するメニューは、スモーブローを中心とした北欧らしいメニューが中心ながらも、野菜などの食材は地元産にこだわった。

建築面積は85.48㎡、延床面積は98.77㎡、事業費は9,412万円。

<目次>

■テーマパークではなく、あくまでも「都市公園」。

■観光振興に加え、都市公園を介した「六次産業化」。

■カフェ設置の背景には、台湾からの団体客増加も。

■今後は、微妙な距離を埋める「足」と「宿」が課題か。

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