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【編集部取材】 2023年の北陸新幹線敦賀延伸。東尋坊「がけっぷちリゾート」への期待と課題。 福井県坂井市

2018.03.26

坂井市産業環境部観光産業課とあわら市経済産業部観光商工課は3月23日、福井県の首都圏アンテナショップ「ふくい南青山219」(東京都港区)で、2023年春に予定されている北陸新幹線の敦賀延伸開業に向けたキックオフプロジェクトのプレス発表会を開催した。

両市は4月より、新しい地域観光ブランド「がけっぷちリゾート」を掲げ、同エリアのシンボルで断崖絶壁の奇勝地「東尋坊」と、その周辺に集積するファミリーリゾート施設を連動して周遊観光を促進する。

同プロジェクトは、2023年春のJR北陸新幹線「芦原温泉」駅開業に向け、両市が連携し、広域的な観光客の周遊滞在促進に取り組む「坂井・あわらエリア周遊滞在型観光推進事業」の一環として実施するもの。

プロジェクトの第一弾では、「がけっぷちリゾート周遊チケット2018春」を3月26日より販売する(利用期間は4月7日~6月29日、GW期間を除く)。

同チケットは、東尋坊周辺の7つのレクリエーション施設(東尋坊観光遊覧船、越前松島水族館、芝政ワールド、金津創作の森、乗馬クラブパ・ドゥドゥ、北潟湖畔公園、藤野厳九郎記念館)を入場フリーで利用できるもので、価格例は1DAYチケットが大人3,500円。

これらのレクリエーション施設を全て個別に利用すると、8,130円に相当するという。

<目次>

■ターゲットは「クルマで移動するファミリー層」。

■課題は、観光資源そのものよりも「二次交通」か。

■「美食エリア」の魅力をどう訴求するかが鍵。

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