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■これから、私吉田雄人がやりたいこと。「GR:Government Relations」について■

思うところの一環として、新しいコンセプト「ガバメントリレーションズ(GR:Government Relations)」を軸に働いていきます。

報道の一件もあって、ここ数ヶ月の間、これまでの人生の中での学びや経験を生かして、どのように世の中の役に立つかということを考えて来ました。特に、課題先進国と呼ばれる日本の中で、それらの課題が一番最初に現れる、そして一番リアルに感じられる「地域」の現場で、何ができるだろうかと自問をしてきました。

これまでの私の人生で、特に市長時代の8年間は、一般的には私の年齢でなかなか経験できないものだったと思います。もちろんそれまでの、アクセンチュアという会社でのサラリーマン生活や大学院での学び、市議会議員時代の6年間も、一味違った知見を積むことができました。恩返しをしたい!という想いで、どうやって社会に還元するかを考えて見ました。

そうした中で、人口減少に象徴される現代の地域課題をみると、解決が進んでいない現実があります。特に「構造的な課題」、時代背景によって作られてきた課題に関しては、行政の力だけでは解決できないものが多くあります。例えば保育園の待機児童や介護の施設・人手不足などは、戦後間も無くは聞くことすらなかった問題です。けれども、行政にばかりその解決を押し付けることもできない時代になりました。
一方、民間にはそうした地域課題を解決できるノウハウや事業として取り組むリソースがあります。
この両者が連携することによって、実は多くの地域課題解決が前に進むのではないかと考えました。

ただ、単なるコストカットのための「民間活用」については、やり尽くされて来ました。もちろん護送船団方式や官製談合の時代に逆戻りすることはできません。ですので、あくまで課題解決にフォーカスした戦略的で良質な官民連携が求められていると確信するに至りました。それは、新しいコンセプトですので、やはり新しい言葉が必要です。そこで日本版の「ガバメントリレーションズ(GR:Government Relations)」という言葉を提唱したいと思います。「PR」という言葉は耳に慣れしたんだ言葉ですが、「Public Relaitons」を略したものでして「世間との関係」を意味しています。「GR」は、直接的に訳すと「政府との関係(≒ロビイング)」となりますが、上記のように、もう少し広くて新しい意味で捉えたいと思います。特に私の場合は自治体が抱える地域課題を専門領域にして、民間の技術やサービスをマッチングさせることで地域課題解決に貢献していこうと思います。

今後、様々な機会を通じて、具体的なGR:ガバメントリレーションズについて、お伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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