見出し画像

18.バカンスをとる

「学生のうちにたくさん旅行したほうがいい」というようなアドバイスが嫌いだ。私はいつだって旅行したい。いつだって好きなことをして暮らしたい。

これは一般的にはバカンスとは呼ばないのかもしれない。短期滞在だったから。でも、これは私が思うバカンスの過ごし方だった。

ベトナムのダナンの山のなかにある豪華なリゾート。プールも海も思い切り楽しんだ。水に入っている人は少なく、寝そべって本を読んだり、ただぼーっとしている人が多かった。

ホイアンへ行くと、人と原付が多く、圧倒されてしまった。ベトナム料理は何を食べても美味しかった。飲み物、特にお茶は悉く甘く、普段無糖のお茶しか飲まない私はめげそうになった。

飲食店は扉も冷房もなく、扇風機があるだけ。景色は美しく料理も美味しかったのだけれど、快適で親切なホテルに早く戻りたかった。

素晴らしい浴室。天井からシャワーのお湯が降ってくる!窓からはビーチが見える。何度もシャワーを浴びた。

部屋は涼しく豪華で快適だった。音楽をかけて踊った。くだらないことを話しているうちに眠りに落ちる。

地元の人ばかりの、ギラギラしたお店で夜ごはんを食べた。

数少ない、英語を話せるお兄さんに生簀から捕ってもらった海老。BBQにしてもらうのが精いっぱいだった。他にも火鍋などを食べた。あっさりしているものばかりで、おなかがいっぱいになっても食べられた。

全く笑わないが、鍋の食べ方もわからない私たちをずっと気にかけて助けてくれる店員さんのいるお店だった。

遠くからみるとカラフルでギラギラしているのに、近くで見ると舗装されていない道路があったりする不思議な街だった。見たことのない景色を見たり、食べたことのないものを食べたり、共通の言語をもたない人たちとコミュニケーションをとったりするのは、本当に刺激的。

社会人になっても海外旅行に誘ってくれる友人を誇りに思う。