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七夕のような恋

季節は冬真っ只中の今日。
私は今恋をしています。


ただ、その人にはまだ会えない。お付き合いもしていない。でも、両想い(だと今も思いたい)

その方とは、今流行り(?)のマッチングアプリで出会いました。話してるうちにとても楽しくて少しずつ気にかけている自分が居ました。

好きという気持ちがふと、溢れてしまった日。返ってきた言葉は、「ありがとうー」
あぁダメか〜とずっと思ってました。でも毎日弾む会話、今思えば私が引き延ばしてただけ。


マッチングアプリは友達に紹介されて始めました。色々な方とお話しして、自分のことを話して日々楽しみながら疲れていきました。
そんな中出会った彼。第一印象はオシャレな方だなあ。という想い。
彼と話してる時だけ、素直に色々話せて、彼もそれを否定せず、受け入れてくれて。とても嬉しかった。今まで否定され続ける経験しかしてこなかった過去があったので。(この話は後々しようかなあ)


ご飯を食べに行く約束を立てました。
でも初めましての男性、緊張が高まります。
主治医にポロッと相談してしまう私。
主治医は、行かないで欲しい。と言ってきました。今の優さんには恋愛は早すぎる。今の病状じゃ、どんどん病状が悪化するからやめて欲しい。その彼を選ぶなら、主治医はもう今後診ないとも言ってきました。


私はもうパニックでボロ泣き。
でも主治医の言うことは正しいんです。
私にとって、恋愛は麻薬のようなもので、一瞬の幸せの為に、浸かり込んで後々振られてズルズル引きずる癖があって。また、新しい一瞬の幸せの為に手を出すの繰り返しで。
今回も、周りの友達が恋愛関係で進展することが多かったから、焦ってたんだと思います。



「ごめんね、主治医の指導で、ご飯食べに行けなくなっちゃった。」
「もう、会うのも連絡取るのも辞めようか。」
と、涙ながらに連絡した私。

彼は、「じゃあ友達として、一回で良いから会えない?」と返信してくれました。
でも私は主治医の信用を失うのが怖くて、謝って「会えない。」と答えました。


最後の会話。
私は彼に「好きだった、会いたかった。こんな結果になってしまってごめんなさい。」と伝えた。

彼は優しくて、「運が悪かっただけだよ、また元気になったらいつか会えるよ。」と言ってくれた。

そして、最後に。
「僕も好きだよ、大好きだった。」と伝えてくれました。


両想いだったのかと涙が止まらなくて、苦しかったのを覚えています。愛してるの言葉で泣けたのは初めてで、いつまでも夢の中のようで、その時間に浸っていたかった。




次の日主治医に、実は両想いだったみたいです…と伝えると、主治医は、「確かにその人はいい人かもしれない。でも今優さんは弱ってる。弱ってる時に、認められるのは、何よりも嬉しいこと。じゃあ、半年。半年間、お互い連絡も取らず、それでも、お互いが想い合っているのなら、連絡を取って会うことを許します。そこまで優さんを大切に思ってくれているなら、僕はその方を誠実な方だと判断します。」と仰ってくださいました。


もし、私も彼も気持ちが変わらなくて、会うことが出来るとしたら、夏頃です。



そんな七夕のような恋。

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