雨と涙と暖かさ
雨ってどうしてあんなにしとしと降るんですかね。落ち着くと同時に何かさみしくなる。うっとおしいけど、なくちゃならない。腐れ縁、のような?笑
海の水が蒸発して、真っ白な雲を形成して、水蒸気同士くっついて雨粒になる。大きくなった雨粒は、地上にいる私たちめがけて落ちてくる。
私は雨が好きです。だって、空から水が落ちてくるなんて神秘的じゃないですか。
私は学校まで原付で登校しているのですが、昨日の雨はカッパを着ても、どこかから水が入ってきて、結局濡れてしまう。
ヘルメットは前びらきのモノを使っています。しかし、どうしても隙間があるようで顔に水滴が落ちてきます。
落ちてきた水滴は私の頬を滴り落ちていき、カッパにつきまとった幾多もの水滴と混ざりました。
「あれ、自分、泣いてるみたいじゃん。」
雨が寂しいのって、雨粒が涙と似てるからなんですか。
学校が終わる頃には、雨は降っておらず、晴れ間が広がっていました。
学校終わりの自分を何か褒めてくれているような、認めてくれているような気になりました。
雨の後の日差しはいつもよりもずっと暖かく、優しい光でした。
泣いた後に誰かが背中を押して励ましてくれるような。
私は、雨が好きです。
でも…
雨上がりの日の暖かさが好きです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?