死にたがりが生きる理由

かなり印象の良くないタイトルを書いてしまった。気を悪くした方、ごめんなさい。暗い話ではないのです。これから書くのはタイトル後半の『生きる理由』なのです。

「幸せになろう」

「優雨はおかしくない、環境が人と違うだけ」

「生まれてきてくれてありがとう」

「私たち、最強だもんね」

「必ず死ぬんだから、それまで楽しく生きよう」

「良い人は必ずいる」

こんなの言われちゃったら、明日こそはって思ってしまうじゃないですか。私が一番嫌いだった『いつか』を待ってみたくなってしまうじゃないですか。ないものだと思っていた、人の優しさを信じてみたくなってしまうじゃないですか。
残念なことに、私の死にたさはいつまでたっても消えてくれないのです。弱くなっても消えることはない。こればっかりはどうしようもなくて、一生かけて飼いならさないといけないみたいです。
それでも私が生きようと思うのは、今までもらった言葉があるからなのです。人並みに命が惜しく思えるようになったのは、言葉をくれた人たちが私の手を引いてくれるからなのです。

過去の私がやめようとした人生を、諦めていた『いつか、きっと』を、今はまだ信じていようと思います。どれだけ生きられるか分からないけれど、終わらせるにはまだ早いから。まだ私は「ありがとう」を言えていないから。

一度は捨てた命なら、きっと2周目の人生は上手くいくはず。

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