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陰陽 yin-yang ☯

最近、改めて基礎の振り返りをしています。

学生の頃に学んだ内容も、経験を積んでから振り返るとまた見え方や理解度が違って、すごく楽しく勉強してる自分がいて、なんだか新鮮(笑)

鍼灸師として学ぶことは、身体の構造や機能はもちろんですが、そこに加えて東洋医学という分野を学びます。

鍼灸という世界が始まったのが2000年以上前。

先人の方たちが確立した学問を、長い長い年月を経て、この時代に私たちが引き継いでいることに改めて有難さや使命感が沸いてきます。

その学問の中にある
陰陽論について少しお話。

中国の古代哲学では
この世に存在する物、事象は
すべて『陰』と『陽』に分けられる。

そして互いに補い助け合い存在していると言われています。

月と太陽
裏と表
男性と女性

など二つの対局する性質のものが相互依存しながら存在している。

そして、陰の中からさらに、陰と陽の要素に分かれる。

この理論を日常生活に置き換えると
全ての物事には両極面が存在しそれに善悪がなく
解釈で変化する。

相手がいるから自分が存在していることを認識できる。

基礎に戻ってこの考えを自分の置かれている状況に
置きかえて見てみたときに、自分の立ち振る舞いや大切にすべきものを
再認識するきっかけになりました。

ある程度、自分でなんでもできるようになると
いつの間か今あるものや環境があることを
当たり前に思ってしまってる自分がいることに気づいたりします。

人は忘れる生き物で
起こる出来事によって思い出すきっかけをもらったり
学ぶチャンスをいただいているんだなと感じます。

病気になって生活習慣を見直すことができたり
身体のケアに行くようになったり・・・。

一見、悪い出来事が起こっているように感じますが
そこできちんと気づきを得られれば不思議と病気が治ったり。

私はこの仕事を通して
いろんな真理を学ぶきっかけをいただいているように思います。

昔、知人が教えてくれた言葉を思い出しました
『実ほど頭を垂れる稲穂かな』

今ある物に感謝し、謙虚に前進していきたいですね。


最後まで読んでくださりありがとうございます。
ではまた♡




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