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◯◯◯な人ほど運がいい?運を呼び込む「認知的焦点化理論」とは?

こんばんは。道谷内です。

みなさんは自分が、
運のいい人👼
運の悪い人👿
どちらだと思いますか?

わたしが所属していた野球部の監督は、「運を味方につけろ!」ということよく仰っていました。
実際に通学の際には、道にあるゴミを拾いながら学校に通うということをやっていたのが懐かしいです。

それで運気がどれほど上がったのかはわかりませんでしたが、いいことをしたら運気が上がると昔から思っていました。
このように、「運を呼び込む習慣」について確率論ではなく心理学的なアプローチで迫るのが、京都大学教授 藤井聡さんの「認知的焦点化理論」です。

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利他的な人ほど得が増える

「認知的焦点化理論」とは、人が心の奥底で何に焦点を当てているのかによって、その人の運の良し悪しが決まるという考え方です。

図に表すと、横軸が「社会・心理的距離」、縦軸が「時間」になります。
人は家族→友人→知人→他人という順に、社会・心理的距離は遠くなっていきます。
また、物事を対処するときには、現在→2~3日先→自分の将来→子供の将来→社会の将来と思いの及ぼす時間はだんだん遠い未来になっていきます。
この横軸と縦軸を結ぶ曲線で囲まれた面積が、「配慮範囲」を表します。

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出典:認知的焦点化理論

現在の自分の損得にしか関心がない人は、配慮範囲の面積が小さい。
逆に、赤の他人や社会全体の将来のことまで関心を寄せることができる人は、面積が大きくなる。

この配慮範囲が広い利他的な人ほど得が増え面積が狭い利己的な人ほど損が増える、というのが藤井聡さんが導き出された結論です。

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人生が豊かな人は潜在意識の中でみんなの将来まで考える

もちろん「運」は予測できない現象です。
しかし、そんな予測できない運の良し悪しがあるのは、潜在意識の中でいい人や悪い人を呼び寄せているからなのです。

人を助けてしまう人は、潜在意識の中で、認知的焦点化理論で言う「みんな」の「先々のこと」まで考えています。
そういう人は、いろんな人を引きつけ、互いに感謝し助け合う良好な人間関係を容易につくりあげます。

結果、一方が1を与えたら、相手は「ありがとう」と感謝して、その1.5倍を返す。
こうして仕事でもプライベートでも相乗効果が生まれ、幸福な家族や強靭な職場組織が築き上げられていきます
だから、利他性の高い人ほど、知らず知らずのうちに豊かな人生になっていくのです。


一方で、認知的焦点化理論でいう「自分」だけを考える利己的な人は、みんなから嫌われ、結局「こいつは利用できるかも」と言って近づいてくる人だけとしか付き合えないのです。

結果、互いに利用して騙そうとし、仕事でもプライベートでも、継続的に協力し合って富や幸せを築けない。
そのとき彼らは「自分には運がない、不幸だ」と感じるのです。

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まとめ

認知的焦点化理論でいう配慮範囲の狭い利己的な人は、目先の自分の損得に囚われていて協力的な人間関係を築けない事が多く、総合的にみると、幸福感の感じられない損失の多い人生になります。

逆に配慮範囲の広い利他的な考えを持つ人は、良い人間関係を持続的に築けるため、良好な人脈のネットワークをつくることができ、周囲のみんながその人を助けてくれます。

自分だけが良ければという利己的な考えではなく、自分以外の多くの人の将来のことまで考えていくことで、運のいい人生を送りましょう。

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