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「脱炭素」の話題でなんとなく引っかかっていたことが分かった

先日、ファクトリエのアンバサダーたちの月1回ミーティングで専門家を招いて脱炭素について話を伺った。

脱炭素を目指す理由

脱炭素(カーボンニュートラル)とは、人為的に排出される二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの排出量から植林、森林による吸収量を引いたものをゼロにしようという取り組み。
もともと地球が誕生した時代は二酸化炭素が大量にあり、非常に熱く、とても人が住めるような状況ではなかったそう。その後、出現する藻や苔から酸素が増えていき、ようやく動物が生きていける気温になっていった。

話を聞きながら青木ヶ原樹海を思い出した


地球としては確かに気温を変化させながら存在しているが、この急激な温度変化は間違いなく、「温室効果ガス」が大量に排出しているせいだと何十年の研究で、断言されるまでに至った、と。
ここまではよく知る内容。
石炭石油天然ガスなどの化石燃料は実は多くの炭素を含み、大気中にその炭素を放出してしまうことで「温室効果」を生んでしまう、だから、これらを使わずに生活しよう、と言うことだ。
同時に化石燃料の枯渇問題も語られるため、こんがらがる。

先に炭素問題。その上で、枯渇したら、エネルギーなると困るわけだし、今のうちに化石燃料に頼らないでいいように生活する道は、必至なんだよ、だから早く考えることは地球全体の人間にとって大事なことなんだと、いう若干「説得のための」話のようだ。もちろん事実である。
だから、たまに「枯渇なんてもっとずっと先なのに、SDGsなんて馬鹿げている」という主張に出会うことがあるが、そもそも、その話が最初じゃないのだ、と意識する必要がある、と感じた。

引っかかっていたこと

脱炭素のために電気にエネルギーをシフトしていこうよ、と言う考え方で世界が動いている、と聞いて、自分の中で引っかかっていたことに気づいた。

「脱炭素を実現するために、いったい今の電気使用量の何倍のエネルギーがいるの?今でも節電しなきゃいけないのに、本当に実現できるの?

ということだ。実は、アンバサダーの集まりは次回もこのエネルギー問題となっていて、次回への質問としてあげた。なので、この答えは先にならないと書けない。次回専門家の意見が聞けたら、すぐに記事にしたいと思う。
それ以外にも疑問が出てくる。
例えば「クラウドを活用すれば出勤しなくていい人が増える」と聞くけど、そのクラウドを稼働させるための電力が多大だと聞く。
また「ソーラーパネル」や「電気自動車」に搭載する電池を作るためにエネルギーを使い、また使い終わった後の処理に環境負荷がかかるという。
こうした問題は解消できるのだろうか、と。

バランスよくやれることをやっていくことが大事

まだ引っかかっていることがある中で分かっていることもある。
エネルギー資源を守ることも大事だけれど、植物を増やし、長期的な酸素排出も大事なこと。そのために管理が必要なこと。試算では地球で面積にして今の9倍の植物が増える必要があるらしいが、国の面積の66%を森林でおおわれている日本では9倍に増やすのは想像がつかない。ただ、無用な森林伐採を防ぎ、森林の面積を保つことは、日本でもできることだ。その上で世界の森林を増やすにはどうしたらよいのか考えなければならない。
さらに問題となるのが、人的コストだそうだ。確かに、私は一度も植樹を行ったことがない。機会を設けて、積極的に行おうと思う。

また、二酸化炭素のリサイクルも研究が進んでいるそうだ。そこで減らせる二酸化炭素量は多くはないが塵も積もれば山となる。今後どんな方法が出てくるのか楽しみだ。

さらに、節電をしつつ、今あるやり方ではない発電の仕方を早く確立することも大切だ。多少の不便は許容できても「公共交通機関がなくなる」のは困る。また、何か新しい技術で困った人のための道具が開発されないのも困る。どんなものの生産にもエネルギーは必要だ。
となれば、エネルギー効率が少しでも良いエネルギーも使えるようにしておきたい。

引っかかっていたことに気づけたことで、より積極的に脱炭素に向けた取り組みを考えられるようになった気がする。

ファクトリエと言うアパレルブランドのアンバサダーの集まりでありながら、多くの学びを得られるコミュニティ。
次回も楽しみだ。

ヘビロテしているファクトリエのシャツとスカート

スカートはシワにならないので移動にピッタリ!と思い、山梨への片道4時間半の日も着て行った。
翌日の樹海へもファクトリエのシャツのデニムだ。
(ご一緒した皆さんの顔が写った写真を勝手に使うわけにはいかないので自分のみ)

好きなものに囲まれいると、リラックスできて、無駄な頑張りをしなくて良い、と実感した2日間。


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