こんなにいっぱい! 星空のディスタンス大全集 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第121回
こんばんは!
今日はちょっと手の込んだ企画(?)を。
いろんなパターンが存在するTHE ALFEEの名曲「星空のディスタンス」ですが……
すべてのバージョンを一曲ごとに紹介します!!
セルフカバーだけでもいっぱいあるので、他のアーティストのカバー版はここでは紹介しません。ご了承ください……
(ALFEE MEETS DANCEのヴァージョンも残念ながら割愛させていただきます)
1984年:シングル「星空のディスタンス」
・これが原点! 大ヒットを記録したオリジナル・ヴァージョン!!
・山木秀夫さんのドラムが冴え渡る◎
・カップリングは「DOWNTOWN STREET」
・オリコンは最高2位。50万枚を超える売り上げを記録しました。
大体、テレビで流れるバージョンはこれ!!
オリジナル・ヴァージョンですから。
連続テレビ小説「あまちゃん」にも使用されていましたよね◎
現在でもライブで変わらぬアレンジで歌い続けられています。
1984年:「星空のディスタンス(Long Version)」
・アルバム「THE RENAISSANCE」に収録。
・アウトロにピアノソロとサビのリフレインが入っています◎
アルバム「THE RENAISSANCE」に収録されたヴァージョンです。
ちょうどこの曲がA面・B面のつなぎ目となる部分であるために、余韻のような雰囲気を醸し出すアウトロが追加されています。
1990年:「星空のディスタンス(Classic Version)」
・アルバム「THE ALFEE CLASSICS」に収録。
・ホルスト「木星」との融合が特徴のクラシック・ヴァージョン◎
・オーケストラはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が担当。
近年では服部克久さんの指揮で「MUSIC FAIR」にて披露されました。
「木星」との組み合わせがたまらない、快作になっています。
1991年:「星空のディスタンス(New Take)」
・ベストアルバム「THE BEST」に収録。
・ドラマーは長谷川浩二さんが担当。キーボードは菊池圭介さんです。
原曲よりも音が少し分厚くなっています。
エレキサウンドは激しめですが、まだまだ原曲の印象を残している感じがします。
1995年:星空のディスタンス(LIVE IN PROGRESS Ver.)
・ライブアルバム「LIVE IN PROGRESS」に収録。
・これに近い音源が後にスタジオ音源化されます◎
・菊池圭介さんと、山石敬之さんのツインキーボードです……!!
プログレ色の強いアルバム「夢幻の果てに」がフューチャーされた「PROGRESS」ツアーの模様を収録したバージョンです。
上述のこのバージョンに近い音源は、後に紹介する「ALFEE GET REQUESTS」に収録されています。
2004年:「星空のディスタンス(30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION 37 Ver.)」
・ベストアルバム「30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION 37」に収録。
・キーボードは山石敬之さんが復帰しました。
・エレキギターが暴れまわっています。かなり主張が激しい!!
・全体的にラフな印象です。
・アコギの音がもっともクリアに聴こえます◎
ビートパンクを標榜したアルバムを前作・前々作とリリースしていたこともあって、全体的に音がめちゃくちゃ激しくなっています。
原曲のサウンドのままなのに、まるで新曲のような若々しさです。
わたしはこのヴァージョンが最初の「星空のディスタンス」でした◎
2006年:「BEST HIT ALFEE 15(メドレーに収録)」
・ベストアルバム「STARTING OVER 〜BEST HIT OF THE ALFEE〜」に収録。
・ドラマーは吉田太郎さんに交代しました。
・メドレーと言いつつも、フルコーラス入ってます!
・ドラムの音の変化がサウンドの変化に繋がっているのか、より軽快な印象。
このメドレーバージョンの見所は「ここでしか聴けないアレンジがいっぱい入っていること」なんですけど、星ディスだけは原曲そのままのアレンジで入っています◎
「SWEAT & TEARS」のスイッチボーカル版が音源で聴けるのはこれだけです!!
吉田太郎さんのドラムプレイが初々しい……
2012年:「星空のディスタンス(ALFEE GET REQUESTS Ver.)」
・セルフカバーアルバム「ALFEE GET REQUESTS」に収録。
・キーボードはただすけさんに交代しました。
・アルバム・ヴァージョンに収録されたアウトロがイントロに。
・ライブ版にもっとも近いスタジオ音源です◎
・ライブではお馴染みのカウント「ダカ・ダン・ダン!」で始まる音源は初収録です……!!
もっとも新しいスタジオ音源にして、完成版といってもいい円熟期の星ディスです。
THE ALFEEの一番凄いところは、「歳を重ねるごとに進化しているところ」といっても過言ではないでしょう。
演奏技術も、ステージングも、いつも今が全盛期。
そんな魅力が詰め込まれています。
2015年:「星空のディスタンス(40th Anniversary Live Version)」
・ライブアルバム「デビュー40周年 スペシャルコンサート at 日本武道館」に収録。
・円熟の歌唱技術。桜井さんのボーカルがとっても艶やかです。
・吉田太郎さんのドラムの音がこの辺りから変化したような気がします。
先ほど紹介した、円熟のステージングを体感できる音源がこのライブ・ヴァージョンです。
たぶん、今一番聴かれている「星空のディスタンス」だと思います。
(ストリーミングサービスでも配信されていますし……)
【備考】全収録アルバムまとめ(Wikipedia より)
THE RENAISSANCE(#1、Long Version)
ALFEE GOLD(#1)
BEST SELECTION(#1)
ALFEE A面 コレクション (CD)(#1)
ALFEE B面 コレクション (CD)(#2)
ALFEE 4WAY STORY(#1)
14 Best Hits ALFEE(#1)
アルフィーA面コレクション スペシャル(#1)
アルフィーB面コレクション スペシャル(#2)
NON-STOP THE ALFEE(#1)
BEST SELECTION II THE ALFEE(#2)
THE ALFEE CLASSICS(#1、組曲「惑星」作品32より木星~星空のディスタンス)
THE ALFEE THE BEST(#1、新録)
THE ALFEE SINGLE HISTORY VOL.II 1983-1986(#1,2)
THE ALFEE 單曲全集一(#1)
The Alfee Meets Dance(#1)
THE ALFEE EMOTIONAL LOVE SONGS(#1、『THE BEST』ヴァージョン)
THE ALFEE 30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION 37(#1、新録)
THE ALFEE SINGLE HISTORY VOL.VI 2002-2008(#1、『30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION 37』ヴァージョン)
STARTING OVER 〜BEST HIT OF THE ALFEE〜(#1、新録。メドレー中の一曲)
ALFEE GET REQUESTS(#1、新録)
まとめ
時代を超えて愛される楽曲、色褪せずに歌い継がれている楽曲。
「星空のディスタンス」は今もTHE ALFEEの象徴として君臨し続けています。
欅坂46の平手友梨奈さんがこの曲で乃木坂46と競演したことがきっかけでメンバー・オーディションを受験することを決意したり、サイキックラバーやAcid Black Cherryといった名だたるグループがカバーしたり、すっごく多くの人々に影響を与えた楽曲だと思います。
何よりも力強くメロディアスなサウンドに、あの繊細な歌詞を丁寧かつ壮麗に歌い上げる桜井さんのボーカルワークが素晴らしいですよね。
これからも、末長く愛される楽曲であり続けることを願って……
Baby, come back!!
2019.09.12
Yuu
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 いただいたサポートは取材や創作活動に役立てていきますので、よろしくお願いいたします……!!