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9/12遊馬的心【真景累ヶ淵】②

昨日連続噺としてお付き合いと言わなければ今日は①を演っていたかもしれない。
言ってしまったので②へ。
今の所は連続噺の宿命になるのでしょう、前回までのあらすじ。
話が進めば進む程長くなって行くので、その日の登場人物を前回のあらすじの中に会話として登場させ、出てこない人物はカットしてみた。
昨日は宗悦が最初に姉のお志賀に話しかけるが、本日は宗悦はお園に話しかける事にして、姉より真面目な感じを出してみた。お客様に伝わったかわからないけど。
長男の新五郎が内気な所も
父親の深見新左衛門に
「いずれ家を継ぐお前がそんなんでどうする!」と言わせて新五郎がヤワな感じを出してみたがコレも伝わったかどうか。
そして
本日は出て来ないお熊の部分はカットし屋敷がお取り潰しになった後に、女の子を産んだお熊深川へ、次男の新吉は下男の勘蔵が下谷大門町で預かり育てるというくだりも無しにした。

そして、これを出先で聞いた新五郎はお墓の前で自害しようとする場面へ。
今回は新五郎を以前より、より心優しいヤワで内気な真面目な男としてみた。

そして、それを救う質屋の主人、下総屋惣兵衛。この人には良い事を言わせて、滑稽見を持たせているつもりだけど、まだまだ。
その後の為にも、もう少し番頭の三蔵と新五郎をもう少し絡ませたかったか。

新五郎が飲まないお酒を飲んでお園にアタックも見事に砕け散る場面。お園の新五郎に対するそっけなさ。新五郎とお園、ん〜難しい。
ココはなんとかなく苦手意識があるって、どの場面もそうなのだけど。

益々思いが募り
殺すつもりはないのにお園を殺害してしまい、ピクリとも動かなくなったお園を見て、今回は「お園ど〜ん!」とそんなつもりじゃなかったのにという思いを叫んでみた。
三年後にのこのこ戻ってきた新五郎が訪ねたのな深見の屋敷に奉公していた勇治という下男の家でその娘である「お春」は実は岡っ引きの女房であるのに、後もう少しで終わるという思いから疎かになった。

岡っ引き、捕り方と新五郎がぶつかる所は、原作だと新五郎も心得ておりますから割とやり合うのですけど、私は逃げる方へ。

そして藁を切る押し切り包丁の上に…お園を殺害した時もそうですが、わざわざ、『歯が上を向いていた』と付け足している。
余計な気もするけど、どうだろうか?

そして、締めの言葉。
ココから面白くてなるのですがこの続きは明日申し上げる事に致します。本日は真景累ヶ淵のうち「深見新三郎」という一席でございました。…新三郎は牡丹灯籠だよ!
本日は「深見新五郎」でございました。

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