見出し画像

これからライブルーピングを始めてみたい人へ。


先日、この動画をアップしました。


ご覧の通り、歌ったり、ギター弾いたりピアノしたりと、

1人でライブをするスタイルをしてます。

ルーパーなども使うので、一応このスタイルを「ライブルーピング」と言うそう。

そもそもこのスタイルになったきっかけは


「弾き語りが苦手」


だったからです。



自分はバンドマンとして活動していました。

その傍らで、「ソロでもこの日のライブ出れない?弾き語りとか。」

というお誘いがありました。


そんなに弾き語りでステージに立った事が無いし、

握力が弱弱だったので長時間アコースティックギターを握って弾く事ができませんでした。


ライブ1人でも出てみたいなぁ、、、



と言う事で、1人で活動しているアーティストの動画を探りました。

そこで辿り着いた四つの動画を紹介します。



・Jack Garratt - Worry - Berlin Sessions


1991年生まれ、UKのバッキンガムシャー出身。
12才の頃から曲を作り始め、ピアノ、ギター、ドラム、ハーモニカ、マンドリン、ウクレレといった様々な楽器のスキルの身に着ける。



僕が一番影響を受けたであろうアーティスト。


彼はルーパー使いというより、どちらかといえばパフォーマンス寄りですが、


「ableton live」という DAWソフトを使ってその場で録音もしているようです。


あとやっぱりライブはかっこいいですね。

個々の楽器のスキルも高いし、何より声が良い。

いろんな楽器やマシンを使いながらも

きちんとエンターテイナーとしての本質を貫いているのは、

いつも僕に大事な事を教えてくれます。

僕がドラムパッドを使うのは彼の影響が大きいです。

ドラムパッドがある事で、演奏スタイルがより大胆に見えるので重宝してます。



次にこの方


・FKJ live at Salar de Uyuni in Bolivia for Cercle



フランス出身、近代フレンチポップの代名詞であり、

livelooping artistとしてはこの人が一番有名なんじゃないでしょうか。


abletonliveとlaunchpadを使ったルーパースタイルはこの人から学びました。

どのように使っているかはまたの機会に解説します。


この人は見せ方がほんとに素晴らしい。


このウユニ塩湖でのライブ映像はまさに圧巻です。


お家でやっている映像もライブも見応えがあります。


彼は過去に映画を作る学校に通っていたので、そこで音響技術と映像技術を学び、

楽器は全て独学だというのが驚きです。


僕は彼の、楽器を入れ替えて演奏するスタイルを真似ました。

ここはベース、ここはギター、ピアノなど、、、


それはルーパースタイルだからこそできる技ですね。



・GBB界隈



日本だとso-soくんが有名ですね。


ビートボックスと5トラックループマシンの「rc505」を用いて

パフォーマンスを競い合う世界大会が毎年あります。


たまたまこの様子の動画を見つけた時は衝撃的でした。


まさかこんな世界があるなんて、、、。


声だけで曲をその場で作り構築していく、

ループマシンの究極のシンプルスタイルですね。


ビートボックスの技術は世界最高峰ながらも


ループマシンの使い方はバラエティに富み、僕も参考にしています。



・BOSS RC202のデモンストレーション動画



僕が


「RC202ほしいーっっっっ!!!」


と思った一番の動画です。


商品の紹介動画なので購買意欲沸かせるためとはいえカッコ良すぎます。


世間はどちらかというとトラック数5個のRC505を購入する人が多い気がします。


しかしRC202でもこれだけのポテンシャルを出せて

コンパクトサイズという点では衝動買い待ったなしですね。


実際に505よりもインプットアウトプットエフェクトが見やすいので、


直感的に操作できるのではないでしょうか。


RC202の魅力についてはまたの機会に語ろうかと思います。


何年も使ってる相棒なので、手放せません。


さて、


この四つの動画を見てもらった上で、

ルーパー使いには大きく分けて二種類あります。
それは


・音素材を一から作ってパフォーマンスするタイプ

・既存の楽曲やバラのトラックの上に音を上乗せして
パフォーマンスするタイプ


です。

例えばGBB界隈で紹介したビートボックスを使ったループスタイルは

声だけで一から作ることになります。


かたやジャックガラットはパソコン(DAW)内部の曲と

シンセサイザーやドラムパッドで演奏した上で、

おそらくサンプラーで曲の頭をポン出しして

まるで一つの曲のように繋げている。


つまり生演奏パートとカラオケパートをうまく繋げていると推測します。



ループ使いの面白いところは、


「音楽的要素と電子機材の知識の両方」を駆使したところにある。


僕のスタイルはこれのジャックガラットスタイルに近いです。



では何故、このスタイルにまで至ったのかを
時系列でご紹介します。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


最初はギターとルーパーとiphoneのガレージバンドから始まりました。

次にiPhoneがiPadに変わり、launchpadアプリとギター&ルーパーになりました。

そこにベースとシンセが加わったり。

いよいよRC202が加わりますが、テンポクロックを合わせるのに苦戦してました。

そして、mac bookを購入。

ableton liveも導入し、akaiのapckey25も導入
apckey25はfkjの持っているAPC40を小さくしてキーボードをつけた感じ。

さらにオートチューンのtc heliconと
49鍵盤MIDIキーボードのarturia keylab49を導入
ここからピアノを勉強し始める。

そしてついに、ドラムパッドのsamplpad PROを手に入れる。
これでかなりジャックガラットのセットに近づいた。


この時の物量が一番ピーク。
こんな感じに運んでました。

その後、ライブシーンから少し離れた時は少ないセットで

路上でやってみたり

ヨーロッパではギタレレとパソコンとiPadだけ持ってパフォーマンスをしたりもしました。

そして帰国後から現在、元のピーク時の機材セットに戻りました。


ジャックガラットやFKJに憧れておよそ8年、

お金が無いなりにコツコツ機材を買い揃えて

ようやくこのスタイルにたどり着きました。



初期のiPadの頃は手元でちまちま操作するので

大きなステージになるとしょぼく見えるのがネックでした。


Macとableton liveのdawソフトを手に入れてからは、

外部との楽器や機器を同じMIDIクロックで同期出来るので革命的でした。


rc202もインターフェース代わりになるので、

この二つがある限り無限(?)に楽器を増やす事が可能です。


つまりこのライブルーピングの面白い所は、

楽器や機材をベイブレードやビーダマンなどのように、

多種多様にカスタマイズ出来るという点があります。


大事なのは音楽的要素ですが

ロジカルに機材セットを組むのは結構楽しいです。


ただ、機材をたくさん集めるのがライブルーピングではないので

ループマシンを使って自分なりに表現することが大事だと思っております。


これからライブルーピングスタイルを始めてみたい方。

この記事を見て興味を持った方。


正直言って、

これは財力と知識がなければ今すぐにはできないジャンルです。


しかし、僕がこのライブルーピングスタイルをいろんな人におすすめする理由は


コロナ禍の時の経験にあります。



感染拡大防止のためたくさんのライブハウスが閉業し、

集まることを許されないバンドがたくさん解散活休していきました。


のっぴきならない理由で路頭に迷うバンドマンの方々が

何人か僕に相談に来ました。


「バンドは解散しても、音楽は続けたい。君のやり方を教えてほしい。」と。



僕はその頃、ライブハウスの配信無観客イベントに呼ばれまくっていた時期でした。


自分が好きでやっていたスタイルが、


皮肉にもパンデミックによって日の目を見たのでした。


今はだいぶコロナも落ち着いてみんなで集まれるようになりましたが、


それでも解散するバンドや

音楽を辞めるアーティストは増えている気がします。


特にバンドが解散して路頭に迷っているミュージシャンをSNSで見ると


「一人でも楽しくかっこいいやり方があるよ!!!」


と言いたくなります。


そんな人たちにおすすめして、

新しい音楽スタイルを構築し

新たな道を開いてもらえてもらえれば


僕はいくらでもノウハウを教えたいと思っています。



これからライブルーピングスタイルを始めてみたい方へ。


いつでも私に相談してくださいね。


おわり


toyono in the eveningの音楽はこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?