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スポーツ論

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野球以外のスポーツについてや、個人的に思ったこと・考えたことなどを書いていきます!
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遊撃
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【箱根駅伝】青山学院大のエントリーを考える

【箱根駅伝】青山学院大のエントリーを考える

はじめに ご無沙汰しております。遊撃です。

 毎年1月2,3日に開かれる箱根駅伝は2024年、ついに100回目の節目を迎えます。2023年の前回大会は学生長距離界のエース・田澤廉選手(現トヨタ自動車)らを擁する駒澤大が実力を発揮し、2年ぶりに優勝。1990年度の大東文化大、2000年度の順天堂大、10年度の早稲田大、16年度の青山学院大に次ぐ、5校目の学生駅伝3冠を達成しました。

 駒澤大は今

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「完敗」の味を知った青山学院大~全日本大学駅伝を振り返る~

「完敗」の味を知った青山学院大~全日本大学駅伝を振り返る~

 さまざまな記事に目を通す限り、「敗軍の将」青山学院大・原晋監督の表情や話しぶりはさっぱりしていたという。それだけ駒澤大の力が圧倒的であり、力負けだったことを認めざるを得ないということだろう。

(ヘッダー画像は 月陸オンライン 青学大は3位「駅伝界の新時代幕開け」原監督は箱根で巻き返しに自信/全日本大学駅伝 2022年11月6日 より)

目片の飛び出し、初出走組の「誤算」 レースは意外な展開で

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青山学院大の出雲駅伝を振り返る

青山学院大の出雲駅伝を振り返る

お疲れ様です、遊撃です。
10日に行われた大学駅伝の開幕戦・出雲駅伝は東京国際大の初出場初優勝で幕を下ろしました。6区にイェゴン・ヴィンセントが控えながら、彼に襷が渡った時点で既に首位。正に文句なしの完勝劇でした。来月の全日本大学駅伝も間違いなく優勝候補筆頭に上がるでしょうし、他大ファンとしては脅威にほかなりません。

さて、今回の出雲で2位に入ったのが青山学院大学。復調途上の岸本大紀や中村唯翔、

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第95回箱根駅伝~往路の結果を基にした復路のシミュレーション(優勝争い)~

こんばんは遊撃です。
箱根駅伝は昨日往路を終えました。まずはその結果を整理しておきます。

01東洋大学   5:26:31
02東海大学   5:27:45 +1:14
03國學院大学  5:29:15 +2:44
04駒澤大学   5:29:59 +3:28
05法政大学   5:31:36 +5:05
06青山学院大学 5:32:01 +5:30
07順天堂大学  5:32:05 +5:34

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第95回箱根駅伝の予想~区間エントリーに沿ったレースシミュレーション・復路、総合成績編~

第95回箱根駅伝の予想~区間エントリーに沿ったレースシミュレーション・復路、総合成績編~

あけましておめでとうございます!

毎度お世話になっております、遊撃です。2018年はありがとうございました。今年も色々投稿していこうと思うので、読んでいただけると幸いです!改めて、宜しくお願いします!

さて、1/2,3に行われる箱根駅伝のレースシミュレーション、今回は復路、総合成績編となります!(往路編はコチラ)

今回のシミュレーションで使用する想定タイムの算出方法は2つ前の記事に書いてある

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第95回箱根駅伝の予想~区間エントリーに沿ったレースシミュレーション・往路編~

第95回箱根駅伝の予想~区間エントリーに沿ったレースシミュレーション・往路編~

どうもこんにちは遊撃です。

2018年も今日で最終日となりました。日頃から私のツイートやnoteを読んでいただいている方々、そして今回初めて私の記事を読んでいただいた方々に、この場を借りて感謝の気持ちを述べさせていただきます。本当にありがとうございます。

さて、大晦日と言う事は箱根駅伝まであと2日です。一昨日には区間エントリーも発表され、ファンの方々の気持ちも高ぶってきているのではないでしょう

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第95回箱根駅伝予想~各チームのエントリー選手の想定区間記録、上位10人の平均による予想~

第95回箱根駅伝予想~各チームのエントリー選手の想定区間記録、上位10人の平均による予想~

お久しぶりです、遊撃です。

今回は来年の1/2,3に開催される第95回箱根駅伝の予想をしていきたいと思います。

予想方法まず予想の方法について説明する。各チーム16人のエントリーメンバーの1万m・ハーフマラソンのベストタイムと、今年の箱根駅伝の記録を参考にして、全員の1~10区の想定区間記録を算出し、各チーム各区間の上位10人の平均を取って、比較した。

1つの想定区間タイムを出すにあたって、

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全日本大学駅伝の展望

こんにちは、遊撃です。

今回は11/4(日)に行われる「秩父宮賜杯第50回全日本大学駅伝対校選手権記念大会」(全日本大学駅伝)の展望を投稿したいと思います。

記念すべき50回目を迎えた全日本大学駅伝だが、今回から距離が変更になっている。熱田神宮西門前をスタートし、フィニッシュの伊勢神宮内宮宇治橋前まで、8区間で106.8km。その内訳は以下の通りだ(カッコ内は以前の距離)。

1区 (14.6

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箱根駅伝予選会の展望

どうもこんにちは、遊撃です。

先日の出雲駅伝は「出雲プロジェクト」を結実させた青山学院大学の2年ぶりの優勝で幕を閉じた。(出雲駅伝の振り返りの記事はコチラ)

出雲は学生3大駅伝の中で最も区間が少なく、距離の短い駅伝であるため、選手層の厚さやスタミナよりも、スピードや爆発力というところが勝利においては重要な要素となる。戦前は、今回は1~3区に相澤・西山・山本とスピードのある選手を揃えてきた東洋大

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出雲駅伝を振り返って

どうもこんにちは遊撃です。

先日、第30回出雲全日本大学選抜駅伝競争(通称出雲駅伝)が行われました。

結果は青山学院大学が1区から一度もリードを譲らず2年ぶりの優勝。2位の東洋大学との最終タイム差は12秒だった。しかし、12秒という数字以上に両校の差は大きかったように思えた。

今回は私が戦前に1~3位と予想し、案の定上位を占めた青山学院、東洋、東海の3校、その中でも優勝を争った青山学院と東洋

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出雲駅伝順位予想

どうもこんにちは、遊撃です。

出雲駅伝の区間エントリーが発表されました。そこで、前回お伝えした通り、順位予想をしてみたいと思います!

その前に、まずはそれぞれの区間の距離と、有力校の区間エントリーをおさらいします。

6区間、45.1km

1区:8.0km
2区:5.8km
3区:8.5km
4区:6.2km
5区:6.4km
6区:10.2km

青山学院大学
1区:橋詰大慧④
2区:鈴

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第30回出雲全日本大学選抜駅伝競走の展望

どうもこんにちは、遊撃です。

今回は、いよいよ8日(月)に迫った大学三大駅伝の開幕戦、出雲駅伝の展望を投稿したいと思います。

昨年の大学駅伝はというと…
出雲は東海大学が圧倒的なスピードを見せつけ10年ぶりに優勝。全日本は逃げる東海を神奈川大学のエース鈴木健吾(現:富士通)が最終区間で抜き去り、20年ぶりに伊勢路を制した。

そして箱根。戦前の青山学院大学優位の予想をはねのけ、1年生の西山らの

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カープ3連覇!

昨日、広島東洋カープが球団史上初となるセントラルリーグ3連覇を達成した。

優勝マジックを1としてから足踏みが2日続いたため、やきもきしたファンも多かっただろう。

私は小6のときからカープファンであるが、贔屓目無しに見ても、今年のカープは強かったと思う。

そう考える要因は2つある。

1つ目は逆転勝ちの多さだ。
今シーズン、ここまでの78勝のうち、逆転勝ちは38回。実に半数近くが逆転勝利である

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千葉ロッテマリーンズ 岡田幸文選手の引退に添えて

広島の新井貴浩、巨人の杉内俊哉、中日の岩瀬仁紀・荒木雅博・浅尾拓也、埼玉西武の松井稼頭央。プロ野球界を牽引してきた、そうそうたる顔ぶれだが、これらは全て今季で引退を表明している選手たちだ。

今季限りでの引退を表明した選手の中で、情報を聞いたとき、思わず「マジで⁉」と、一人暮らしの誰もいない部屋で声を上げてしまった選手がいる。

千葉ロッテマリーンズの岡田幸文だ。

岡田は2008年に育成枠で指名

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